絵本・児童文学から、小説まで、幅広い創作活動で多くの読者に支持されている中脇初枝さん。その原点は、子ども時代を過ごしたふるさと、高知・四万十川流域に伝わる昔話のゆたかな世界だといいます。
1月に刊行予定の『ちゃあちゃんのむかしばなし』では、慣れ親しんだそれらの昔話を、全国どの地域に暮らす子どもたちにも楽しんでほしいとの願いを込めて再話しました。「かちかち山」「さるかに合戦」などお馴染みのお話や、この地方ならではのお話など、時代を超えて愛されてきた昔話のなかから50話を選びました。
なぜ昔話を語るのか? 中脇さんの小説の世界に通じる昔話の魅力とは? などなど、作家・中脇初枝の“根っこ”に触れることのできる貴重な機会です。
【講師紹介】
中脇初枝(なかわき・はつえ)
作家。1974年徳島県に生まれ、高知県中村市(現・四万十市)に育つ。筑波大学で民俗学を学ぶ。1992年に『魚のように』で第2回坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳で小説家としてデビュー。著書に『祈祷師の娘』(福音館書店)『きみはいい子』『わたしをみつけて』(以上ポプラ社)『みなそこ』(新潮社)『世界の果てのこどもたち』(講談社)など。絵本に『こりゃまてまて』(福音館書店)『あかいくま』(講談社)、昔話の再話に『ゆきおんな』(小学館)『女の子の昔話』(偕成社)などがある。
『きみはいい子』は第28回坪田譲治文学賞を受賞。映画化もされ、第37回モスクワ国際映画祭・コンペティション部門で最優秀アジア映画賞、また第7回TAMA映画賞最優秀作品賞を受賞した。『わたしをみつけて』は2015年、NHK総合でテレビドラマ化された。
開催日時:2016年02月18日(木)19:30 ~
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
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