2016年2月2日(火)

『観察する男 ――映画を一本撮るときに、監督が考えること』(ミシマ社)刊行記念 想田和弘 × 最相葉月トークイベント「いま、何をどう伝えるか――取材・観察・そして・・」

台本もナレーションも音楽もない「観察映画」の第6作目、『牡蠣工場』が2月に公開となる想田和弘監督。そんな想田監督の、不思議な映画づくりをミシマ社編集部が追いかけてできたのが、『観察する男 ――映画を一本撮るときに、監督が考えること』です。その発刊を記念し、ノンフィクションライターの最相葉月さんをゲストにお迎えしてトークイベントを開催します。

事前には台本をつくらず、カメラを回しながら編集しながら、映画にテーマを浮かび上がらせる想田和弘監督。一方、テーマを定め、緻密な取材を重ねることで、濃密なノンフィクションを書き綴る最相葉月さん。手法はある意味正反対でありながら、「現実に起こっていることを作品にする」という意味で通底するお仕事をされているお二人が、今この時代に「何をどう伝えるか」について、語り合います。

終了後、お2人のサイン会も開催します。

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想田和弘

想田和弘 そうだ・かずひろ
1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒。93年からニューヨーク在住。映画作家。台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。監督作品に『選挙』『精神』『Peace』『演劇1』『演劇2』『選挙2』があり、国際映画祭などでの受賞多数。著書に『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)、『カメラを持て、町へ出よう』(集英社インターナショナル)など。

最相葉月

最相葉月 さいしょう・はづき
1963年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学法学部卒業。著書に、『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『青いバラ』『星新一 一〇〇一話をつくった人』(大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞ほか)、『れるられる』『セラピスト』『未来への周遊券』(瀬名秀明との共著)など。近刊に『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』『東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』。読売新聞紙上にて「人生案内」の回答者を7年以上つとめており、昨年12月に最新刊『辛口サイショーの人生案内』(ミシマ社)を上梓。

概要
日程:2016年2月2日 (火)
時間:19:00~20:30 開場18:30~
料金:1,080円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室

お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)

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