2016年2月14日(日)

『新しい須賀敦子』刊行記念 湯川豊 × 江國香織 × 松家仁之 トークイベント

1990年、61歳で初めてのエッセイ『ミラノ霧の風景』を刊行し一躍注目をあつめ、エッセイスト、翻訳家として多くの読者を魅了した須賀敦子。

2014年秋に神奈川近代文学館で開催された「須賀敦子の世界展」には8000人を超える来場者が訪れたほか、ムックや雑誌でもたびたび特集があり、昨年末から正月にかけては6時間にわたる特集番組がBSで再放送されるなど、没後15年以上経った今なお多くの読者を魅了し続けている作家です。

昨年の12月4日に集英社より刊行された『新しい須賀敦子』は、担当編集者でもあった湯川豊氏、初エッセイを「すぐに買って読んだ」という江國香織氏、「芸術新潮」や「つるとはな」で須賀敦子の特集を手がけた松家仁之氏の三氏が、その新しい魅力を語り合った作品です。
今回は、

その刊行を記念して、三人の編者によるトークイベントを開催いたします。初めて実現する夢の鼎談。本で語られた内容をさらに彩る、須賀敦子の新しい魅力を存分に語っていただきます。

湯川豊

湯川豊 ゆかわ・ゆたか

文芸評論家。1938年新潟生まれ。
64年文藝春秋入社。「文學界」編集長、同社取締役を経て、2003年から東海大学教授、京都造形芸術大学教授を歴任。10年『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞。著書に『イワナの夏』『夜明けの森、夕暮れの谷』『終わりのない旅 星野道夫インタヴュー』『本のなかの旅』『植村直己・夢の軌跡』『ヤマメの魔法』『夜の読書』などがある。

江國香織

江國香織 えくに・かおり

作家。1964年東京生まれ。
2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。著書に『東京タワー』『神様のボート』『がらくた』『抱擁、あるいはライスには塩を』などがある。

松家仁之

松家仁之 まついえ・まさし

作家、編集者。1958年東京生まれ。
82年新潮社入社。「新潮クレスト・ブックス」シリーズ、「考える人」を創刊。「考える人」「芸術新潮」の編集長を務めたのち、2010年退社。13年『火山のふもとで』で読売文学賞を受賞。14年株式会社<つるとはな>を創立し、雑誌「つるとはな」を創刊。著書に『沈むフランシス』『優雅なのかどうか、わからない』などがある。

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概要
日程:2016年2月14日 (日)
時間:16:30~18:00 開場16:00~
料金:1,080円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室

お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)

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