2016年3月12日(土)

『白昼のスカイスクレエパア  北園克衛モダン小説集』 (幻戯書房)刊行記念 加藤仁 × 金澤一志 「北園克衛の 「小説ならぬ小説」について」

大正期の前衛美術運動にアーティストとして名を残し、前衛詩の旗手となった戦前から晩年にいたるまで独自の言語実験をつづけた詩人・北園克衛(1902-1978)。彼の活動は詩作にとどまらず、主宰した機関誌『VOU』のエディトリアルデザインや書籍の装丁の仕事などでも独自の才を発揮したことが知られていますが、実は、その活動の初期から散文や小説(のようなもの)も書いていました。

この度、それらの中から1930年代の作品を中心にまとめられた『白昼のスカイスクレエパア 北園克衛モダン小説集』(幻戯書房)が発売されました。刊行を記念して、本書成立にあたっての資料を提供された加藤仁さんと、北園克衛についての著作や詩集の編者を務めたことのある金澤一志さんをお迎えしてトークイベントを開催いたします。

北園の小説は、物語というよりも場面の描写、イメージの転写として散文を成立させる特殊な試みでした。本イベントではそれらの作品を手がかりに、彼が活躍を始めた大正末期から昭和初期に興ったモダニズム運動とはいかなるものだったのか、また、加藤さんが所有する戦前雑誌の貴重なコレクションを拝見しながら、当時の雑誌・出版文化の状況についてもお話いただきます。

加藤仁(かとう・じん)
1970年生まれ。趣味でアマチュアミュージシャンと読書子。ここ十数年来はもっぱらモダニズム詩を中心に渉猟している。編集協力や資料提供をした書誌に『ユリイカ 臨時増刊総特集稲垣足穂』、稲垣足穂『足穂拾遺物語』(ともに青土社)
、尾形亀之助『かなしい月』(私家版)などがある。

金澤一志(かなざわ・ひとし)
1959年生まれ。詩人、エッセイスト。編著に『カバンのなかの月夜─北園克衛の造型詩』(国書刊行会)、北園克衛選詩集『記号説』『単調な空間』(ともに思潮社)、エッセイに『北園克衛の詩』(思潮社)、詩集『魔術師になるために』(思潮社)など。
http://www.kanazawahitoshi.net

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イベント開催日: 2016年3月12日(土)

時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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