昨年12月に『言霊の人 棟方志功』が、里文出版より刊行されました。
本書は棟方志功が版画作家としての原点となった文学と、刺激を受け続けた文士たちとの交流を解き明かし、棟方藝術の背景を紐解いた1冊です。
今回『言霊の人 棟方志功』刊行を記念し、本書の著者で、棟方志功研究・学芸員である石井頼子さんと、聞き手に『言霊の人 棟方志功』の企画兼デザインを手がけた上野昌人さんをお迎えしてトークイベントを開催いたします。
棟方志功を含め民藝に関して造詣が深いお二人に、本書を作ることになったきっかけや、棟方志功と文学者達との交流や棟方藝術の背景などお話いただきます。
登場する人物は谷崎潤一郎、柳宗悦、保田輿重郎など。多くの文士達と縁のあった棟方志功の世界に浸ってみませんか。
ぜひご参加ください。
【プロフィール】
石井頼子
棟方志功研究・学芸員
昭和三十一(一九五六)年、棟方志功の長女・けようの長女として東京都に生まれる。慶応義塾大学文学部を卒業後、平成二十三(二〇一一)年の閉館まで学芸員として棟方板画美術館に勤務。近年は展覧会監修や執筆活動、講演などを通じ、知られざる棟方の紹介に務めている。 『棟方志功の絵手紙』平成十八(二〇〇六)年二玄社、平成二十四(二〇一二)年『花美術館』「棟方志功の書」特別号監修、『棟方志功の眼』平成二十六(二〇一四)年里文出版。日本民藝館運営委員。
上野昌人
1959年東京生。2008年より京都市在住。関西大学文学部教育心理学科中退。24歳よりグラフィックデザイナーの見習いとしてデザイン会社に勤務。29歳の時、フリーランスとして独立。46歳の時、株式会社里文出版にデザイナーとして就職するも、弱小出版社ゆえ編集からデザイン・DTPはては営業まで体験。55歳の時、京都に完全移住。以来、フリーランスのデザイナー時々編集者と名乗る。仕事に『古いものに恋をして。1・2』(千葉望著)、『器、名もなきもの』(祥見知生著)、『サヨナラ、民芸。こんにちは、民藝。』、『浅川伯教の眼+浅川巧の心』(伊藤郁太郎監修)、『民藝の擁護』(松井健著)などの企画・編集・デザイン。
時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order