2016年3月15日(火)

『ゴダール原論 映画・世界・ソニマージュ』(新潮社)刊行記念 佐々木敦 × 保坂和志 トークイベント「ゴダールから世界を考える」

今年1月末、実に22年ぶりとなる映画論集『ゴダール原論 映画・世界・ソニマージュ』(新潮社)を上梓した、批評家の佐々木敦さん。ジャン=リュック・ゴダール監督の現時点での最新作『さらば、愛の言葉よ』が中心的に論じられる本書は、ゴダールを出発点にして何を考えうるのかを問う、著者渾身の批評論としても読める作品になっています。

今回は、近著『遠い触覚』のなかで同じく『さらば、愛の言葉よ』について触れていらっしゃり、さらには「波」に『ゴダール原論』の書評を寄稿した作家の保坂和志さんをお招きし、お二人がこれまでゴダール作品とどのように向き合ってきたのかを存分に語り合って頂きます。

ゴダール作品を通して見えてくる「世界」とは何か――。どうぞご期待ください。
終了後、お二人のサイン会も開催いたします。

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概要
日程:2016年3月15日 (火)
時間:19:00~20:30 開場18:30~
料金:1,350円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室

お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)

 

佐々木敦

佐々木敦 ささき・あつし

1964年、愛知県生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。早稲田大学文学学術院教授。ゲンロン「批評再生塾」主任講師。文学、音楽、演劇、映画ほか、諸ジャンルを貫通する批評活動を行う。『批評時空間』『例外小説論』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』『テクノイズ・マテリアリズム』『ゴダール・レッスン』など著書多数。

保坂和志

保坂和志 ほさか・かずし

1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞。その他の著書に『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』『朝露通信』『遠い触覚』『アトリエ会議』(共著・磯崎憲一郎、横尾忠則)絵本『チャーちゃん』(画・小沢さかえ)などがある。

書籍情報

『ゴダール原論 映画・世界・ソニマージュ』

佐々木敦/著
2,500円+税

ゴダール渾身の3D長編『さらば、愛の言葉よ』に刺激され、起動した批評装置。思考は過去の作品群へ飛び、芸術一般に拡張され、遂には世界認識をも揺さぶる。長編批評「ジャン=リュック・ゴダール、3、2、1、」のほか、監督独自の音響と映像の関係を論じた「彼のソニマージュ」、最後の言葉を探る「ONEn+」を収録。

新潮社 書籍紹介ページ: http://www.shinchosha.co.jp/book/332892

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