そこで「もっと翻訳者に光があたるように」と翻訳家の西崎憲さんとゲームデザイナーの米光一成さんが発起し、設立を決めたのが「日本翻訳大賞」です。昨年の第一回は大盛り上がりに盛り上がり、今年第二回が開催の運びとなりました。1月5日に一般選考の受付が開始され、2月に一般 選考と選考委員推薦を合わせまして、計16冊がノミネート。
さらに3月下旬に2次選考として選考委員が16冊を 5冊に絞込み。
ここまで進んだところで、4月中旬の大賞発表を前に、4月 1日、代官山で中間報告会を開催することになりました!出演は、選考委員である金原瑞人さん、岸本佐知子さん、柴田元幸さん、松永美穂さん、そして西崎憲さんの5人がそろい踏み。スリリングな報告会に、ご期待ください!
店内でのイベントです。70分ほどのトークのあと、サイン会となります。
下記ご参加方法をお読みください。
【参加方法】
2016年3月1日(火)朝7時より、代官山 蔦屋書店 1号館1階レジカウンターもしくはお電話にて、参加受付をいたします。
入場料は1000円(税込み)です。オンラインストアでもお申し込みいただけます。
3月22日(火)から一号館一階でスタートするブックフェア「日本翻訳大賞選考委員の本棚」から何かお買い上げいただければ、トーク後のサイン会でサインをいたします。
サインは、入場券1枚で5人の選考委員の方すべてからもらえます。ただし、一人の選考委員につき2冊まで、とさせていただきます。
・参加券はお一人1枚とさせて頂きます。
・お一人で何回もサイン会列に並ぶことはできません。
・今回のサイン会ではすべて、書籍にお客様のお名前入れ(為書き)を致します。
・お名前入れのないサイン本はお断りさせて頂きます。
・サインは上記のフェアでお買い上げの本のみです。古書の持ち込みはご遠慮ください。
・また色紙など、本以外の物へのサインは致しかねます。
・録音・撮影は禁止となっております。
上記をご了承の上ご参加くださいますよう、よろしくお願い致します。
【対象商品】
イベント参加券(1000円税込み)
【プロフィール】
金原瑞人(かねはら・みずひと)
法政大学教授、翻訳家。
訳書にウェストール『かかし』(徳間書店)、オクリ『満たされぬ道』(平凡社)、ペック『豚の死なない日』(白水社)、マコックラン『不思議を売る男』(偕成社)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、リオーダン『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(ほるぷ出版)、グリーン『さよならを待つふたりのために』(岩波書店)、『月と六ペンス』(新潮文庫)、『わたしはマララ』(学研)など。
著書・エッセイ集に『雨月物語』(岩崎出版)、『翻訳のさじかげん』(ポプラ出版)など。
岸本佐知子(きしもと・さちこ)
翻訳家。
訳書にリディア・デイヴィス『サミュエル・ ジョンソンが怒っている』(作品社)、ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』(新潮社)、ジャ ネット・ウィンターソン『灯台守の話』(白水Uブックス)、ショーン・タン『遠い町から来た話』(河出書房新社)など。
編訳書に『楽しい夜』(講談社)、『コドモノセカイ』 (河出書房新社)、『変愛小説集』(講談社文庫)など。
著書に『気になる部分』(白水Uブックス)、『ねにもつタイプ』(ちくま文庫、第23回講談社エッセイ賞受賞)など。
柴田元幸(しばた・もとゆき)
翻訳家、雑誌『Monkey』責任編集。
訳書にオースター『幻影の書』(新潮文庫)、ダイベック『シカゴ育ち』、ミルハウザー『ナイフ投げ師』(以上、白水Uブックス)、ロンドン『火を熾す』(スイッチ・パブリッシング)など。編訳書に『どこにもない国』(松柏社)、『紙の空から』(晶文社)など。
著書に『死んでいるかしら』(日経文芸文庫)、『つまみ食い文学食堂』(角川文庫)、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会、2005年サントリー学芸賞受賞)など。
ほかに、英語文芸誌『Monkey Business』の責任編集を務める。
西崎憲(にしざき・けん)
翻訳家、アンソロジスト、作家。
訳書に『郵便局と蛇』コッパード、『ヴァージニア・ウルフ短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』『エドガー・アラン・ポー短篇集』(ちくま文庫)、『第二の銃声』バークリー(創元推理文庫)など。共訳書に『ピース』ウルフ(国書刊行会)など、編訳書に〈ドイル傑作集全五巻〉(創元推理文庫)など。アンソロジーに『短篇小説日和』『怪奇小説日和』(ちくま文庫)など。著書に『世界の果ての庭』(第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作、創元推理文庫、『蕃東国年代記』(新潮社)、『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房)。ほかに音楽レーベル〈dog and me records〉主宰。
松永美穂(まつなが・みほ)
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。
訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社2000年毎日出版文化賞特別賞)、ラフィク・シャミ『夜の語り部』(西村書店)、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』(徳間書店)、エヴァ・バロンスキー『マグノリアの眠り』(岩波書店)、マーレーネ・シュトレールヴィッツ『誘惑。』(鳥影社)、セース・ノーテボーム『木犀!/日本紀行』(論創社)、著書に『誤解でございます』(清流出版)、『ドイツ北方紀行』(NTT出版)など。