2016年4月8日(金)

『脱原発の哲学』(人文書院)+『怪物的思想』(講談社)刊行記念 佐藤嘉幸さん+田口卓臣さん トークライブ 科学批判から脱原発の哲学へ

現代思想を通じて現代社会のアクチュアルな問題を思考してきた佐藤嘉幸と、古典の読解を通して哲学を語り、思想史のなかから思想を紡ぎだしてきた田口卓臣。
このような営みを生業にしてきた二人がなぜ、「科学批判」に行き着いたのか。そしてなぜ、「脱原発の哲学」を提唱するのか。
理性で自然を支配し、技術を統制できると教えてきた「啓蒙」を、根底から転覆していくディドロの「怪物的思考」。
不可逆の出来事としての福島第一原発事故を引き受け、「核=原子力」技術の問題をかつてない深度と射程で論じる「脱原発の哲学」。
両者のつながりを語りあう、今宵かぎりのトークイベント!

※講演会終了後、サイン会を実施いたします。
(お持ち込みの本・色紙・グッズ等へのサインはできません。)

日時 2016年4月8日 (金) 19時00分~(開場:18時30分)
会場 本店 8F ギャラリー
参加費 税込 500円  ※ イベント当日会場入口にて整理券をご呈示の上、参加費をお支払いください。
募集人員 80名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法 1階カウンターにてお申し込みください。整理券を差し上げます。また、お電話によるお申し込みも承ります。 (電話番号:03-3281-8201)整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。
主催 主催:八重洲ブックセンター   協賛:人文書院+講談社

《講演者紹介》

佐藤嘉幸

佐藤嘉幸(さとう よしゆき)

1971年生まれ。筑波大学人文社会系准教授。京都大学大学院経済研究科博士課程を修了後、パリ第10大学にて博士号(哲学)取得。

[単著]Pourvoir et résistance: Foucault, Deleuze, Derrida, Althusser , L’Harmattan. 『権力と抵抗―フーコー・ドゥルーズ・デリタ・アルチュセール』、『新自由主義と権力―フーコーから現在性の哲学へ』(ともに人文書院)

[共著]『現代思想と政治―資本主義・精神分析・哲学』(平凡社)、『脱原発の哲学』(人文書院)。

[訳書]ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること―倫理的暴力の批判』、『権力の心的な生―主体化=服従化に関する諸理論』(ともに月曜社)、ミッシェル・フーコー『ユートピア的身体/ヘテロトピア』(水声社)

 

田口卓臣

田口卓臣(たぐち たくみ)

1973年生まれ。宇都宮大学国際学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了。博士(文学)

[単著]『ディドロ 限界の思想―小説に関する試論』(風間書房)、『怪物的思考―近代思想の転覆者ディドロ』(講談社)。

[共著]『世界を見るための38講』(下野新聞新書)、『脱原発の哲学』(人文書院)。

[訳書]ドニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』(白水社)。

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