*本イベントはPeatixまたは店頭での事前お申し込み制となっております。限定20名とお席に限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。
*Peatixでのチケットお申し込み→【http://ptix.co/1Rh66mJ】
「いったいどうしたらいいんだ・・・」
アメリカの地で、私はすっかり途方に暮れていました。
そのとき私は留学をしていて、圧倒的に欠けているものがあることを自覚し始めていました。
現地の学生と雑談をするたびに、必ずその事実を突きつけられました。
一瞬でも頭にその思いが浮かんでしまうと、一気についていけなくなる。
やっと相手が話し終わっても、どんな言葉を継げばいいのか、すぐに出てこないことがしばしばでした。
そのたびに、痛切に思い知るのです。
自分の語彙力の少なさを。
私に欠けていた「あるもの」。
語彙やイディオム、決まり文句などといったフレーズのストックの量でした。
会話をしていると、少なくとも1回はわからない言葉が出てくるのです。
「それってどういう意味?」とすぐに聞ける状況ならまだしも、いつもそうだと限らない。
意味を思い出そうとしているうちに相手はどんどん話を進めてしまっていて、いつのまにか何の話をしているのかサッパリ。
とっさの相づちや、ふとした間を埋める表現ほど、何を言ったらいいのか分かりません。
日本語ならいくらでも「えーっと」や「分かるー!」などといった何気ない会話をしているのに。
英語になったとたん、そんな簡単なフレーズも言えない自分が、もどかしいのです。
もともと、日本語じゃ交流できない人と思いを交わすことを楽しむのが会話の目的のはず。
なのに英語で話せば話すほど、自信がなくなっていきました。
*
フレーズのストックを求めて、私は文章を多く読むようにしました。
村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』洋書版を、手に取りました。
日本語版でも大好きなこの作品。英語で読んでいても、なぜか日本語のセリフが思い出されて、すっと頭に入ってきました。
何が良かったかって、私が内容をもともと知っていることでした。
英語で文章を読みながらわからない単語が出てきても、文脈からある程度予想ができる。
実際に調べてみると、けっこう合っていたり、時には合っていなかったりする。新しい単語でも、内容をもともと知っているので物語とすぐに結びつけて覚えることができたのです。
主人公の言い回しも、英語だとまた独特で面白いのです。
へえー、この日本語って、英語だとこういう風に置き換えられるのかー! と、ワクワクしながらページをめくるのです。
こうして本から得た単語は、日常の英語に結びつきやすい。
それまで一切自分が使わなかったような単語なのに、いつのまにか会話でその単語を使えるようになっていました。
どうしてこんなにも自然に、単語が自分のものになってるんだろう?
答えは明白です。
自分が好きなものと結びついた英語だったから。
なぜふつうの単語帳ではなかなか覚えることができないのか。
それは、あなたの興味と、英語が重なっていないからかもしれません。
*
こんにちは。天狼院書店スタッフの海鈴です。
天狼院書店は、本の先の体験までを提供するちょっと変わった「書店」です。
本屋ならではのスペシャルな英語講座を、ご用意することができました。
それが
「英語ゼミ 英語de文学」
です!
3ヶ月の期間にわたって、楽しく英語を学ぶ人のためのスペシャルコースとなっております。
講師は、英語通訳・翻訳家として活躍する、石川奈未 先生です!
まずは、こちらの動画をご覧ください。
こんなBeautifulな英語でレッスンを行っている先生が、今回、天狼院「英語ゼミ」に来てくださることになりました!
気になる内容は、「英語de文学」。
実は石川さん、洋書を使ったアクティビティが得意!
物語が大好きな先生と、本屋である天狼院も、非常にワクワクしております。
前半で世界の名作を英語の原書で精読する=【Passive/Input】
後半では、その原書にある表現を使って実際に会話をするロールプレイやワーク=【Active/Output】
をおこないます。
日本人はReadingや暗記など【Input】の部分はまだいいのですが、特にSpeaking、つまり【Output】の部分が弱いと言われます。
英語ゼミでは、この【Output】に力を入れておこないます!
原書の精読で、語彙力や読解力をつけるのも大事ですが、同時に【Output】も鍛え、二面同時に底上げをしていくことが必要なのです。
全6講で扱う作品は
『老人と海』
『赤毛のアン』
『不思議の国のアリス』
『トム・ソーヤの冒険』
『二都物語』
『ガリバー旅行記』
です。
なんという名作のラインナップ!
日本語で読んだことはあっても、英語の原書では読んだことがない……という方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
このラインナップのすべてに英語で触れることができます!
1講につき1作品、一部を抜粋して読み込みます。
加えて、作品ごとの「あらすじ」は英語で説明できるようになっていただきます。
ここで作品に触れたことをきっかけに、原書をぜんぶ英語で読んでみるのもよし。
わからない部分があれば、映画を見たり、日本語版と照らし合わせて、読み進めることができます。
「世界の名作をさまざま読んでみる」ことが、何より楽しく英語を学ぶ第一歩になるのです。
毎回、作品の一部を抜粋して、課題として事前に読み込んで来ていただきます。
ゼミ当日は石川先生と一緒に細かい部分まで確認をしながら、フレーズや英語ならではの表現を皆さんのストックにしていただきます。
そして、出て来た表現を使って、実際のアクティビティで、アウトプット。
これこそ、最高の読書体験です!!
これだけ広いジャンルの原書を読む機会は、なかなかないものだと思います。
読み込んだという事実は、何より自信になります。
今まで自分から話すことに抵抗があった人でも、これをきっかけにどんどんアウトプットしていただければと思います。
名作を英語で読んだということも、英語圏の人との最高の話題づくりになるのではないでしょうか。
3ヶ月後には、英語を使って「ファナティッック読書会」ができることを目標に、成果発表の場も設けたいと思います!
今回のキックオフは、オリエンテーションのような感じで、皆さんに全6回の講義内容をくわしく説明します。
さらに、プレゼミとしまして、実際に第1講をちょこっとだけ、かいつまんでやってしまおうと思います!
4月開講のゼミ本講義の日程は、以下を予定しております。
<全6講>
第1講:4月09日(土)17:00〜19:00
第2講:4月23日(土)17:00〜19:00
第3講:5月14日(土)17:00〜19:00
第4講:5月28日(土)17:00〜19:00
第5講:6月11日(土)17:00〜19:00
第6講:6月25日(土)17:00〜19:00
新年度もスタートということで、最終的には
「英語が楽しいと思える!」
「英語の瞬発力がついている!」
「英語に対して、根拠のない自信がついている!」
そんなふうになっていただきたいと思います。
大丈夫です、皆さんの大好きな「物語」がそばについているんですから。
英語を通じて、本の先の体験『READING LIFE』を、皆さまにお届けいたします!
まずはこのキックオフへのご参加をお待ちしております!
【概要】
日時:2016年3月21日(月祝)
11:15 受付開始
11:30 ゼミキックオフ
13:00 終了
定員:20名様
参加費:3000円
*Peatixまたは店頭での事前お申し込み制となっております。限定20名とお席に限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。
*本イベントはCLASS天狼院「プラチナクラス」の方は半額で参加できます。→ http://tenro-in.com/tsushin/15866
場所:天狼院書店「東京天狼院」
【講師】石川奈未(いしかわ・なみ)
英語通訳・翻訳・英会話レッスン主宰。
10歳から英語に魅了され、筑紫女学園高校卒業後、津田塾大学国際関係学科に入学。
南アフリカのアパルトヘイト後の多言語主義について研究し、単身ケープタウンにてフィールドワークを行う。英文で卒論を執筆するも、在学中も以降も留学経験はナシ。通訳学校とのダブルスクールなどでスキルを学び、4年時に国際映画祭のVIP付き通訳としてデビューする。
卒業後はフリーで国際商談、海外開発プロジェクトなどでの通訳、報道機関のニュースやビジネス関連の資料翻訳などの分野で活躍する一方、アーティスト、外資系企業社員など幅広い生徒のニーズに合わせ、実践的英会話を個人レッスンで教えている。
著作:『24時間でマスターする英会話』(光文社)
【天狼院書店へのお問い合わせ】
TEL:03-6914-3618