最近、カルチャー誌『relax』が1号限りで復刊されました。2000年-2004年に同誌の編集長だった岡本仁さんと、『アートの入り口』の著書である河内タカさんは、この『relax』の仕事を通して知り合い、すでに15年ものお付き合いになるそうです。
戦後のアメリカと日本の特定の抽象画がお好きで、写真やデザインなどの分野にも独自の審美眼を持つ岡本さんは、「自分が知りたいと思うアートの本がない」と常々漏らしていらしたといいます。
このたび刊行された河内さんの著書がその期待に応えられたのかどうか、今回のお二人の対談イベントで明らかになるはずです。お二人のことだけに、アートや写真だけでなく、音楽や映画などにもいろいろと話が膨らんでいくはずです。
終了後、河内タカさんのサイン会も開催いたします。
概要
日程:2016年4月28日 (木)
時間:19:00~20:30 開場18:30~
料金:540円(税込)
定員:50名様
会場:本店 大教室
お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)
河内タカ かわち・たか
1960年生まれ。高校卒業後サンフランシスコのアートカレッジへ留学。卒業後、ニューヨークに拠点を移し、現代アートや写真のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。2011年に帰国、同年4月より株式会社アマナが創設したフォトコレクションのチーフディレクターに就任し、日本人作家に限定した550点にも及ぶ写真作品を収集。90年代後半より現在まで、アートや写真に関する執筆活動も行ない、Facebookでアートにまつわるエッセイを日々発信中。
岡本仁 おかもと・ひとし
1954年北海道生まれ。マガジンハウスにて『BRUTUS』『relax』『ku:nel』等の雑誌編集に携わったのち、2009年、ランドスケーププロダクツ入社。プランニングや編集を担当している。著書に『今日の買い物』、『続 今日の買い物』(ともにプチグラパブリッシング)、編著書に『ぼくの鹿児島案内』、『続・ぼくの鹿児島案内』、『ぼくの香川案内』(ともにランドスケーププロダクツ)がある。
書籍情報
『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方[アメリカ編]』
河内タカ / 著
1,800円+税
太田出版
1980年から30年間アメリカに滞在し、
さまざまなアーティストと交流してきた著者が、
多くの作家、作品、作品集をとりあげ、やさしく・自在に論じます。
権威に頼らず、自分で確かめた個人的な眼差しが特長です。
読者は「こんなふうにアートに接していいんだ」
「自分も観に行ってみよう、触れてみよう」
と背中を押されるでしょう。
アートに関心のある方々におくる、絶好の「ガイド」です。