歌人・石川啄木が社会に対して抱いた危機感や問題意識を「時代閉塞の現状」という文章に書き記したのは1910年のことでした。一世紀を経て2016年現在、歌人は、そしてわたしたちは、いったいどのようにこの社会と向き合ってきたのでしょうか。第一歌集から最新作まで自選短歌579首、エッセイ、講演録などを収めた『神のパズル』を刊行された歌人・大口玲子さんと、『読みと他者 短歌時評集2009年-2014年』をはじめ多くの評論を執筆されてきた歌人・吉川宏志さんが、時代と向き合いながら考えてきたこと、短歌を詠むことについて語り合います。
日時◆2016年4月16日(土) 14:00開演/13:45開場
会場◆紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
定員◆40名様
参加料◆1000円
参加方法◆
3月31日(木)午前10時より店頭またはお電話にてご予約を受付いたします。(先着40名様)
ご予約電話番号:03-3354-5702
新宿本店2階売場直通(10:00~21:00)
※当店に繋がる他の電話番号にかけられてもご予約は承れませんのでご注意下さい。
※間違い電話が頻発しています。上記の電話番号を今一度お確かめの上お掛け下さい。
※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
注意事項◆
・参加料1000円はイベント当日、会場にてお支払いいただきます。(お支払い方法は現金のみとさせていただきます)
・イベント会場は自由席となります。開場時間よりご入場いただいた方からお好きな席にお座りいただけます。
・イベント会場での撮影・録音は固くお断りします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承下さい。
・定員になり次第、受付を終了させていただきます。尚、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承下さい。
出演者プロフィール◆
大口玲子(おおぐち・りょうこ)
1969年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒後、中国吉林省、仙台、福島などで日本語教師をつとめる。結婚後は宮城県仙台市、石巻市に住み、東日本大震災を機に2011年より宮崎県宮崎市在住。歌集『海量』(1998年/第43回現代歌人協会賞)、『トリサンナイタ』(2012年/第17回若山牧水賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『桜の木にのぼる人』(2015年/第26回宮日出版文化賞)。歌誌「心の花」所属。
吉川宏志(よしかわ・ひろし)
1969年、宮崎県生まれ。京都大学文学部卒。1994年、第12回現代短歌評論賞受賞。歌集に『青蟬』(1995年/第40回現代歌人協会賞)、『燕麦』(2012年/第11回前川佐美雄賞)など。評論集に『風景と実感』(2008年)、『読みと他者』(2015年)などがある。現在、塔短歌会主宰。
(新宿本店・梅﨑実奈)