2016年5月28日(土)

南方熊楠 もうすぐ生誕150年 辛酸なめ子編「熊楠がみた不思議の世界 ~幽霊と妖怪と変形菌と。」

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【当日券あります】
オンライン受付は終了いたしましたが、当日券ございます。ご参加ご希望の方は、開場時間17:30に直接会場にお越しください。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
※当日券には限りがございます。満席になり次第、受付を締め切らせていただきます。

南方熊楠が2017年に生誕150年を迎えます。
熊楠の好奇心や研究領域は、変形菌、きのこ、密教、超常現象、妖怪、神社合祀反対運動、セクソロジー・・・と広大で、彼を前にすると立往生してしまいそうになりますが、それは、熊楠に接近をする入口やきっかけがたくさんあるということではないでしょうか。そこで、青山ブックスクールでは、さまざまなテーマやゲストから、熊楠の魅力に迫るトークやレクチャーを開催します。

経済的な理由で、英国留学から帰国を得ざるを得なかった熊楠は、和歌山県 那智山にこもり、植物採集に没頭する傍ら、深層心理に関する書物を夜な夜な読みふけっていたようです。この那智山滞在中に、熊楠は、自らの身を以て「霊との遭遇」「幽体離脱」「千里眼/夢のお告げ」など、数々の怪奇な体験をし、きのこや変形菌に対する関心と変わらぬ熱量で、日記をつけ、記録をのこし、この不思議な体験の正体を考えました。

コラムニストの辛酸なめ子さんも、熊楠のように霊的体験や超常現象を目撃するなど、怪奇な体験を数々されています。日々の瞑想では、舟から手を振る人々、穴から出入りする少女、沼に現れたネッシー、椅子に腰掛けた僧侶、歩くパワーストーンなど、不思議なモチーフや風景がまぶたの裏側に突然現れ、それらをスケッチに描きとめています。

なぜ、熊楠は、怪奇な体験の探求に没頭したのでしょう。
そして、普段なかなか目に見えないものたちは、熊楠と辛酸さんに何を語りかけてくるのでしょうか。

今回は、辛酸なめ子さんをゲストにお迎えし、南方熊楠顕彰会の田村義也さんとともに、熊楠の生涯を辿りながら、熊楠が「霊や妖怪」「変形菌」など、熊楠が研究、体験をしてきた目に見えないもの、見向きもされないもの、はたまた無視されてしまいそうな存在たちに迫ることで、熊楠が好奇心をいだいた数々の事象の共通点を探るとともに、彼の探究心の深層を考えていきます。

辛酸さんと田村さんとともに熊楠が見た、体験した、探究した「不思議な世界」に踏み込みましょう!

概要
日程:2016年5月28日 (土)
時間:18:00~20:00 開場17:30~
料金:1,944円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室

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青山ブックスクールにて承ります。

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03-5485-5513 (平日10:00~20:00)

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電話 03-5485-5513
メール culture@boc.bookoff.co.jp

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平日 10時~20時 土・日・祝休み

住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内

 

これまでの 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年企画」

2016年2月
《文字・きのこ図譜・マンダラ》で迫る
南方熊楠のABC
~熊楠が遺した資料もすごかった。講師:田村義也

 

辛酸なめ子

辛酸なめ子 しんさん・なめこ

漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。アイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。新刊は「妙齢美容修業」(講談社文庫)「辛酸なめ子の現代社会学」(幻冬舎文庫)。

ブログ: http://fatale.honeyee.com/blog/nshinsan/

 

田村義也

田村義也 たむら・よしや

1966年生まれ。比較文学比較文化専攻。平成6年頃より、和歌山県田辺市の南方熊楠邸蔵書・資料調査に参加、『南方熊楠邸蔵書目録』『同 資料目録』を編纂。現在、南方熊楠顕彰会学術部長として同館所蔵資料の調査および翻刻事業に協力。成城大学非常勤講師。
編訳著書に全訳『南方熊楠英文論考([ネイチャー]誌篇・[ノーツ・アンド・クエリーズ]誌編)』『南方熊楠とアジア』『南方熊楠大事典』等。

南方熊楠顕彰館公式WEBサイト: http://www.minakata.org/

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