2015年11月、京都の下町に誠光社という小さな本屋が開店しました。
恵文社一乗寺店で13年店長をされていた堀部篤史さんが独立し、開いたお店です。
昨今、本屋を取り巻く環境は厳しく、多くの本好きに長く親しまれてきた店の閉店の話題が相次いでいます。逆境の中、新たに店を開く堀部さんは、京都の丸太町で一体どんな店作りをしようとされているのでしょうか。
この度、堀部さんをお招きし、これからのまちの本屋にどんな可能性と面白さを見出し、新しい本屋を開くという試みに踏み切ったのか。そして、実際に自分の店を営む中で、どんなことを感じているのかをお話しいただきます。聞き手は、『本屋図鑑』と『本屋会議』を刊行する夏葉社の島田潤一郎さんです。
誠光社に興味のある方、これからのまちの本屋のありかたに関心のある方、自分でも本屋を開いてみたい方、さらに、本屋だけでなく、喫茶店や居酒屋、嗜好品を扱う個人店に関心のある方にもご参加いただければ幸いです。そして、ぜひ京都にも訪ねてみてください。
誠光社について堀部篤史さんのメッセージ(WEBサイトより抜粋)
誠光社は本屋の新しいあり方を提案すべく始めた、ささやかな実験でもあります。~中略~姿形はこれまでに親しまれてきた街の本屋でありながら、経営のあり方はこれまでと一線を画する。そうして出来た店が、これからの当たり前の本屋であることを願っています。
本屋は街の光です。誠光社の試みが広く認知され、同じスタイルの本屋が全国に百店舗できれば、薄暗くなりつつある街も少しは明るくなるはずです。今回の試みはできるだけオープンにし、本屋を志すみなさんと共有し、参照できるよう発信するつもりです。
メッセージの続きは誠光社のサイトでご覧いただけます。
http://www.seikosha-books.com/about
堀部篤史 ほりべ・あつし
昭和52年京都市生まれ。
学生時代より、恵文社一乗寺店スタッフとして勤務。2002年から同店店長を務める。2015年8月に恵文社を退社し、新刊書店「誠光社」を立ち上げる。主な著書に『待ちを変える小さな店』(京阪神エルマガジン社)、『本を開いてあの頃へ』(mille books)など。
島田潤一郎 しまだ・じゅんいちろう
1976年、高知県室戸市生まれ、東京育ち。
2009年9月に出版社夏葉社を吉祥寺で創業。『昔日の客』、『冬の本』、『本屋図鑑』などを企画・編集し、営業も行う。著書に『あしたから出版社』(晶文社)がある。
概要
日程:2016年5月12日 (木)
時間:19:00〜21:00 開場 18:30
料金:2,160円(税込)
定員:50名様
会場:本店内 小教室
お問合せ先
青山ブックスクール
電話 03-5485-5513
メール culture@boc.bookoff.co.jp
営業時間
平日 10時~20時 土・日・祝休み
住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内