2016年6月4日(土)

【天狼院女子部】今最も勢いのある女性誌「ar(アール)」編集長・笹沼彩子さんトークライブ〜「雌ガール」「おフェロ」はどうやって生まれたの?女子の心をぐっとつかむブームの作りかた〜

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*このイベントはPeatix及び店頭での事前決算制です。
当日、お席に余りがあった場合は当日店頭支払いにてご参加いただけます。

どうしましょう。
どうしましょう。
どうしましょう!!!!!!!

私が書店員としていつかやりたいと思っていた夢の一つが、こんなにも早く叶ってしまうとは!!!

もう今から緊張と興奮が抑えられません。ドキドキして毎日そのことばっかり考えてしまってます。
どうしたらいいんでしょうか。ああもう落ち着けこの心臓!!!

「あ、はい、ぜひ、お話しさせていただければと」

5月中旬、そう電話でお返事をいただいてから、しばらく、汗と鳥肌が止まりませんでした。
私はそのとき、池袋のサンシャインシティの近くでご飯を食べた直後で、天狼院の同期スタッフの山本海鈴とこれからどうしようかねえ、とぷらぷらしていました。
そのとき、ふと、登録していない番号から携帯に電話が。

誰だろう、と思いながら出ると、優しく穏やかな女性の声が発した言葉に、その場で、固まりました。

「6月4日なら、大丈夫だと思います」
「え、ほ、本当ですか!?」
「はい、よろしくお願いします」

電話を切った瞬間、海鈴の肩を掴んで思わず、叫びました。

「よっしゃあああ!!! 来てくれるって! 来てくれるって!! やばい!! やばいやばいやばい!!!!」

それを聞いた海鈴も、同じように、「えーーーー!!! やばいやばいやばい!!」と、叫んでいました。

だって、まさか、来ていただけるなんて思ってもいなかったんです。

私が大学生の頃からずっと大好きな、「ar(アール)」の編集長に、天狼院に来ていただける、なんて。
こんなことって、あるの? と、本気でこれは夢なんじゃないかと、自分の頬をつねりたくなりました。

そして、あまりに、感動的しすぎて、arとの思い出が、走馬灯のように蘇りました。

arに出会ったのはたぶん、まだ高校生の頃だったと思います。その当時は「ヘアとかメイクの雑誌」という認識しかありませんでした。なんか大人っぽくて、美容院とかに置いてありそうなイメージ、というだけ。

高校生までは何かしらの雑誌を習慣として毎月買っていたのですが、大学生になると飲み会やらサークルやらの出費が多くなったせいで雑誌は買わなくなり、だいたい本屋でぱらりとチェックするか、たまに気に入った雑誌があれば買う、くらいの感覚になっていました。

そんな大学生になってからしばらくした頃、また本屋さんで雑誌チェックをしているときに、パッと、目に飛び込んできた言葉がありました。

「雌ガール」

ん!?

見ると、他の雑誌にはあまりないような、ふんわりした写真。ナチュラルだけど思いっきり女っぽいメイク。表紙のデザインも、なんか周りが縁取られてて、洋雑誌みたい!

その表紙に強烈な違和感を覚えて手に取るまでは、それがあの「美容院にありそうな雑誌」arだとは、気が付きませんでした。

あれ、arってこんな雑誌だったっけ?

驚いて、中身を見ると、なんか、かわいい。
モデルさんもかわいいし、服もかわいいし、メイクも、髪も、全部、なんかかわいい!!!
どうやら、arはリニューアルをしたようで、がらっと雰囲気が変わっていました。

そして、そのキャッチーな言葉のセンスに、私は猛烈に魅了されました。

「おフェロ」
「食べちゃいたくなるBODY」
「血色ガール」
「可愛いフェロモン」
「お色気ヘア」
「チュルピカ肌」

モデルさんや写真や雑誌のデザインがかわいいのはもちろんなのですが、それと同じくらい、arの言葉選びが大好きで、気がつけば、毎月真っ先にarをチェックするようになっていました。

でも、同時に、どうしてこんなに惹かれてるんだろう、と不思議にも思いました。
arを読まれている方ならわかると思いますが、arの企画は基本的に、「男の子受け」「モテ」をかなり意識しています。
私はもともと天邪鬼な性格で、「へっ、男にモテようとしてキャピキャピした服着るとかないわ〜」なんて馬鹿にしちゃうようなタイプで、本来であれば「モテ」を全面に出している雑誌に惹かれることはあまりないはずなのです。

なんでだ、もともとはこういうの好きじゃないはずなんだ、なのになんでなんだ、と疑問。でも読むのをやめられない。

私と同じように思っている女の子は私だけではないようで、大学の周りの友人も、「ar面白いよねー!」とことごとく口をそろえる。ボーイッシュな子でも、大人っぽい服が好きな子でも。

うーん、はたして私たちはarの何にここまで心を掴まれているんだ?? と、ずっと疑問だったのですが、つい最近、やっとわかりました。私がarをものすごく好きな理由が。

arは、肯定してくれるんです。私の根底にある本能と言うべきなのか、感情と言うべきなのかはわかりませんが、とにかく、「雌」としての強烈な熱を、肯定してくれる。

私は結局「別に狙いまくってまでモテたくないし」と言いながら、本音は
「モテを狙わなければモテないんだな、って思われたくない」
「何もしなくてもモテる存在でいたい」
「モテるために努力して、それでもやっぱりモテなかったら傷つくかも」
と怯えていただけなんです。実際はめちゃくちゃモテたかったし、かわいいって言われたかったんです。でも「必死だな」って思われたくない。ずっとそんな矛盾した二つの感情の間で揺れていました。

arを読んでどこかすっきりしたのは、きっとそんなどっちつかずでいた私を、思いっきりぶった切ってくれたような気がしたからだと思います。

「もう、そんなのごちゃごちゃ言ってないで、いいじゃん!! モテたいならモテたいで、いいじゃん! 思いっきり女っぽくしようよ! 恥ずかしがらなくていいよ! 見栄張ってるよりこっちの方が楽しいよ!」と、企画から、ファッションから、メイクから、コピーから、言葉から、背中を押してもらえたような気がしました。だから、arを読むのをやめられなかった。

この雑誌は、私のこと、認めてくれる。
そんな気持ちにさせられることなんて、本を読んでいたって、人と話していたって、なかなかありません。
今、天狼院でも書店全体を雑誌化するプロジェクト「月刊天狼院書店」を5月から開始し、さらに、7月20日発売の雑誌「月刊READING LIFE」を作るのに、四苦八苦していますが、雑誌を作る立場になって改めて、「arってすごい」と思い知りました。こんな雑誌を作れるなんて、本当にすごすぎる。

ずっと夢でした。若い女の子たちの中に一大ブームを起こした編集長の方に、「どうやってarを作ってるんですか?」と聞くのが。
で、大学生の頃から書店員として働いているわけですが、ずっと「arの編集長に会いたい」と言い続け(私の知り合いならわかると思いますが笑)、今回、ダメ元でアタックしたら、なんと、大変ありがたいことに、OKをもらえました!!! やったー!!! やりました!!!

というわけで、主婦と生活社の雑誌「ar」編集長、笹沼彩子さん、天狼院女子部に、登壇決定です!!!

もう、楽しみすぎて緊張と興奮と汗とサブイボが止まりませんが、とにかく、全力で、聞きたいことをお聞きしたいと思います!

今回は、笹沼さんに、参加者の方からのご質問も答えらえる範囲で答えます、とのお言葉をいただけたので、事前にお申し込みいただいた方から、質問を募りたいと思います!!

私ももちろん、

・arの思い切ったリニューアルで意識したことは何ですか?
・撮影するとき、モデルさんに意識してもらっていることはありますか?
・arが生み出した女子の流行「雌ガール」という言葉はどうやって思いついたんですか?
・毎月特集はどうやって決めているんですか?
・女子が求めているものを敏感に察知するために意識していることはありますか?
・細かいところ(表紙の言葉選びなど)の芸が細かいar。言葉選びはどうやって考えていますか?
・コピーを生み出す上で意識していることはありますか?

などなど、聞きたいことがわんさかありますが、きっとお客様の中にも、聞きたいことがある方がたくさんいらっしゃると思いますので、質問がある方はぜひ、お早めに教えてくださいね。前もって笹沼さんにお伝えさせていただきます!

ということで、楽しみすぎますね!
arファン、読者の方はもちろんのこと、出版業界の方にとっても、はたまたコピーライターの方や営業の方などにも、めちゃくちゃためになるお話が聞けると思います!!

乞うご期待でございます!!

【概要】
日時:6月4日(土)
19:00 受付開始
19:30 開会
21:30 閉会
参加費:
一般2500円+1オーダー

*加えて、ar最新号(6月号)をご購入ください。すでに購入されている方は必ずお持ちください。

*CLASS天狼院「プラチナクラス」の方は、本イベントに半額で参加いただけます。CLASS天狼院「プラチナクラス」についてはこちらから→http://tenro-in.com/tsushin/15866

定員:東京30名様/福岡30名様
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
場所:東京天狼院/福岡天狼院
*最新鋭の通信システム「天狼院LOAD」で東京と福岡をリアルタイムで繋ぎます。
*笹沼さんは東京で講義を行います。
*福岡の方のご質問にお答えいただくこともできます。

チケットのご予約はこちら(東京)

チケットのご予約はこちら(福岡)

【注意事項】
・参加者への他のイベント、セミナー、グループ、店、企業、その他への勧誘は固く禁じます。また、勧誘を見かけた場合はスタッフまでご一報ください。
・本イベントの内容の著作権は、天狼院書店に帰属します。本イベントの内容を他で利用することを、あらゆる面で、固く禁じます。
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・投稿した文章、会において発言し、収録した内容については、東京プライズエージェンシー(天狼院書店の運営会社)がWeb、動画、音声、印刷物等として利用をすることを承諾したものとみなします。*掲載できない内容は、事前に「オフレコ」と担当者にお伝え下さい。また、動画等に映りこみたくない方はスタッフにお申し付け下さい。本名での参加に不都合がある方は、ご自身で「ペンネーム」をご準備ください。

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【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

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