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『そして父になる』や『海街diary』などの作品で知られ、5/21(土)より全国公開の『海よりもまだ深く』が話題の映画監督・是枝裕和さんが、書籍『映画を撮りながら考えたこと』(ミシマ社)を上梓しました。
テレビマンユニオン時代のテレビ番組から、映画監督デビュー作『幻の光』、最新作『海よりもまだ深く』に至るまでの是枝作品全てを振り返った、構想8年・400ページ超の本書。この集大成的な一冊の内容をふまえながら、映像に関わり続けてきた20年間について、監督ご自身にじっくり語っていただきます。
イベント終了後には、是枝監督のサイン会も開催いたします。
是枝裕和 これえだ・ひろかず
映画監督、テレビディレクター。
1962年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手がける。1995 年、『幻の光』で映画監督デビュー。2004年、『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭にて史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)受賞。2013 年、『そして父になる』がカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。2014年、テレビマンユニオンから独立、制作者集団「分福」を立ち上げる。最新作『海よりもまだ深く』は2016年5月公開。第8回伊丹十三賞受賞。著書に『雲は答えなかった 高級官僚 その生と死』(PHP文庫)、『歩くような速さで』(ポプラ社)、対談集に『世界といまを考える 1、2』(PHP文庫)などがある。
概要
日程:2016年6月19日 (日)
時間:14:00~15:30 開場13:30~
料金:1,080円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室
お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)
書籍情報
『映画を撮りながら考えたこと』
著者:是枝裕和
定価:2,592円(税込)
発行元: ミシマ社
『誰も知らない』『そして父になる』
『海街diary』『海よりもまだ深く』…
全作品を振り返り、探った、「この時代に表現しつづける」その方法と技術、困難、そして可能性。
構想8年の決定版。
「すべての映画は撮られてしまった」というような言説がまことしやかに語られていた八〇年代に青春期を送った人間にとっては、今自分がつくっているものがはたして本当に映画なのか? という疑いが常にある。しかし、そんな「うしろめたさ」も何もかもひっくるめて、映画は百年の歴史をその大河にたたえながら悠々と僕の前を流れていた。そして素直にその一滴になりたいと僕は思ったのだ。 ――「あとがきのようなまえがき」より