2016年6月12日(日)

菅付雅信 × 小山田裕哉「物欲なき時代の『売る技術』を考える」

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モノを売る企業が生き残るためのヒントを論じた『売らずに売る技術』(集英社)を1月末に上梓した、ライターの小山田裕哉さんが、「スパルタ編集塾」でもお馴染みの編集者・菅付雅信さんと考える「売り方」の未来。

『物欲なき世界』(平凡社)で消費が飽和状態にある世界の到来を描き、これからの時代の消費意識の変化を論じた菅付さん。発売以来、好評を呼んでいる同書ですが、多くの人は世の中が変わり、旧来の「売り方」が通用しなくなってきていることはなんとなく分かりつつも、各々のビジネスの現場において、「それで、どう変えていけばいいのか?」ということは、まだ手探りで、ほとんど言葉にできていないように感じられます。

そこでイベントでは、「最近の売れているモノの傾向と、その背景にある技術」を参照しながら、これからの「売り方」を考えるためのキーワードを抽出。

・ライフスタイルショップって、店頭でコーヒーを出せばOKなのか問題
・MacBookは生活必需品なのか? 嗜好品なのか? 問題
・「全米が泣いた」と「友人が泣いた」のどっちがPRとして強いか問題

など、さまざまな論点から、「物欲なき世界の『売る技術』」について考えていきます。

マーケティング従事者や広告・編集業界人だけでなく、モノを売るビジネスに関わる人々にとってもヒントが満載です!

【出演者プロフィール】
菅付雅信(すがつけ・まさのぶ)
編集者/菅付事務所代表。1964年宮崎県宮崎市生れ。『月刊カドカワ』『カット』『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』『リバティーンズ』の編集長を歴任。出版からウェブ、広告、展覧会までを編集する。書籍では、朝日出版社「アイデアインク」シリーズ、電通の「電通デザイントーク」シリーズ、平凡社のアート文庫「ヴァガボンズ・スタンダート」シリーズの編集を手がける。連載は『コマーシャル・フォト』。著書に『東京の編集』『編集天国』『はじめての編集』『中身化する社会』。2014年に東京を代表するギャラリストたちとアートブックの出版社「ユナイテッドヴァガボンズ」を設立、代表を務める。多摩美術大学非常勤講師。マーク・ボスウィック写真集『Synthetic Voices』でニューヨークADC賞銀賞受賞。

小山田裕哉(おやまだ・ゆうや)
ライター・編集者。1984年生まれ。岩手県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、映画業界、イベント業などを経て、フリーランスのライターとして執筆活動を始める。扱うジャンルは幅広く、ビジネス・カルチャー・ファッション・広告・時事問題など、「アイドルからラグジュアリーブランドまで」をテーマに、雑誌『ケトル』の編集など、さまざまな媒体で執筆・編集活動を行っている。著書に『売らずに売る技術 高級ブランドに学ぶ 安売りせずに売る秘密』がある。

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