2016年7月4日(月)

【満員御礼】『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン著(新潮社)刊行記念 勇気を出して、友だちをつくること

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【満員御礼】となりました。

開催日時:2016年07月04日(月) 19:30 ~

親愛なるどうぶつたちへ
キミたちみんなをぼくの家に招待します。
・・・でも、だれも来なくてもだいじょうぶです。
臆病で気むずかしいハリネズミに、友だちはできるのか?
自分が自分であることに不安を抱える多くの人のために。

谷川俊太郎氏が「大笑いしてるうちにぎくっとして、突然泣きたくなる21 世紀のイソップ」と絶賛なさっているように、本書はオランダでもっとも敬愛される作家トーン・テレヘンによる大人のための物語です。
ある日、自分のハリが大嫌いで、内気で気難しいハリネズミが、誰かを家に招待しようと思いたち、手紙を書くのですが――。もしもクマがきたら? ゾウがきたら? フクロウがきたら?
ハリネズミの頭のなかで繰り広げられるさまざまなひどい訪問。笑いながら、身につまされながら読んでいくと、とうとう最後に本物のお客さんが……。トーン・テレヘンがもっとも信頼する翻訳者・長山さきさんに、本書の魅力と恥ずかしがり屋の作家テレヘンさんのこと、そして、ハリネズミのように誰も友だちがいないところから始まったオランダでの30 年近い暮らしについて語っていただきます。

【講師 プロフィール】
長山さき
1963年、神戸生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了。文化人類学を学ぶ。87 年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学。現在アムステルダム在住。訳書にトーン・テレヘン『だれも死なない』、ハリー・ムリシュ『天国の発見』『過程』、ヘールト・マック『ヨーロッパの100年』、ディミトリ・フェルフルスト『残念な日々』、ウィレム・ユーケス『よい旅を』、マリット・テルンクヴィスト他『おねえちゃんにあった夜』ほか。

【著者 トーン・テレヘンについて】
1941 年、オランダ生まれ。ユトレヒト大学で医学を学び、ケニアでマサイ族の医師を務めたのちアムステルダムで開業医に。1984 年、自分の子どものために書いた動物たちの物語『一日たりとも』を刊行。以後、動物を主人公とする著作を50 作以上発表、国内外の文学賞を多数受賞。たいへんな恥ずかしがり屋でメディアにはほとんど登場しないが、オランダ出版界と読者の敬愛を一身に集めている。日本では、2000 年、『だれも死なない』が翻訳出版(メディアファクトリー)、谷川俊太郎氏が絶賛し話題に。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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