*こちらのお試し1DAY写真教室は7月より開講予定の『カメラ初心者から卒業しよう。日常をスペシャルにする。プロカメラマン松本茜氏による写真教室(通称:茜塾)』受講説明会も兼ねておりますので、ゼミ講師から直に本講座の方針を聞いて頂くことで、本ゼミがどのようなものかを理解いただき受講を検討いただくことができます。(本講座を受講される場合は説明会参加費は全額返金させて頂きます)
*説明会の後。『夜だからこそ撮れる!光を遊ぶ写真』を実際に撮影していきます。お楽しみに。
茜先生と出会ったのは今からちょうど2年くらい前だったように思う。
当時私は天狼院という不思議な本屋に深く足を突っ込み始めたばかりで、
本屋なのに部活をやっているらしいとか、こたつが置いてあるらしいとか。そんな噂を聞きつけて、興味津々に電車で片道2時間の距離をなんともまぁ物好きなことに通い始めたばかりの頃だった。
「いいものを見せてあげる」
ニヤニヤしながら店主が私にそう告げた。
「いいもの?」
怪しい。怪しすぎる。
天狼院という名前自体なんだか怪しいと言われているのに、この店主ときたら髭は生えてるわ、髪の毛は生えてないわで。その風貌が余計に怪しさを助長させている。
そんな店主が何やらもったいぶってパソコンを抱えてこちらを見ているのだ。
「え?なんですか?」
そう聞かずにはいられない。
「見たい?見たい?本当にすごいよ?」
ニヤニヤしていた口元はさらに角度を増してく。またなにかいいことでも思いついたのだろうか。うちの店主は何かいいものを見つけたり、いいことを思いついたりする感性は人一倍優れている。そんなものに出会った時は決まって目を輝かせて、このニヤニヤ顔が姿を表すのだった。
あれ?でも今日はちょっと様子違う。気がつけばもうニヤニヤという度を超えていて、その顔には満面の笑みとも言える笑顔があふれていた。
「これって本当に稀有なものだと思うんだよねぇ。」
「え。何ですか、これ。」
衝撃が走った。
この時のことはそう表すより他ない。
そこには一つの花が映し出されていた。キラキラと。
しかし、店主の言う〝稀有なもの”とはこの花のことでないのはすぐにわかった。
その花は私が見たことのあるような何の変哲もない花だったのだ。
でもその写真は見たことのないような作品だった。
「彼女の才能は本当にすごいと思う。彼女をフォト部の先生にしたい。」
これが私と茜先生との出会い。正しく言えば、茜先生の感性との出会いだった。
フォト部とは、天狼院書店が行っている写真教室のことで、店主はもうまだ見ぬ彼女を先生にすることに決めている様子だった。
こんな写真を撮る人は一体どんな人なんだろう。
友達申請をする勇気はなくて、ただただ茜先生の作品をフェイスブック上で何枚も眺めていた。
花も。空も。山も。星も。そこに映る日常はどれも特別なものに見えた。
「才能」とは恐ろしいものだな。と、そう思った。
しばらくして、茜先生は天狼院フォト部の先生としてやってきた。
「こんにちは!初めまして!松本茜です!」
そうハキハキと笑顔で言う彼女は、私の想像とはちょっと違くて、細くて小さいその体で
こんなに大きなエネルギーを写真で表せることに驚いた。
でももっと驚いたことは彼女の作品に対する姿勢だった。
「写真は、作り込むもの」
彼女は来ている参加者の皆さんにそう断言したのだ。あの素敵な写真たちは彼女から生み出されることには間違いはない。でもそれは彼女の特別な感性が”見つけ出した奇跡の光景”では決してなくて、彼女が意図的に作り出した”奇跡たる光景”だったのだ。
すごい。私もそんな写真を撮ってみたい。
そう思わずにはいられなかった。
いいカメラを買えばいい。素敵な光景を見つければいい。
確かにそうかもしれない。
でも、自分感性が見つけ出した景色だけでなく、自分の感性が生み出す作品を写真として残したい。そう思った。
「先生、写真が上手くなるにはどうしたらいいですか?」
「うーん。」先生になりたての茜先生は悩む
「カメラを持ってることって素晴らしいこと。まずは見える世界を楽しむことが大事かな。」
カメラを持つと世界を見る目が変わった。
空も、人も、街も。フォト部で写真を楽しむことで、今まで気付けなかった多くのことに気づくことができるようになった。
あれから気がつけば2年が過ぎた。
この2年で茜先生はすっかり先生として教えることに慣れて。その指導に多くの生徒さんが惹きつけられている。
私といえば写真を撮ることを楽しんで日々を過ごしている。
でも、
撮った写真を振り返れば、私の感性が現れているのはどれ?と聞かれても上手く答える自信がない。どれもこれも同じように見えた。茜先生に出会ったときの衝撃には到底追いつかない。
2年経った今、改めて問う。
「先生。写真がもっと上手くなるにはどうしたらいいですか?」
「うーん。」すっかり先生が板についた茜先生は悩む。
「いろんな物を見て、いろんな人に自分の写真を見てもらって。課題を立てて、どんどんと撮っていくことが必要なのかもしれないね。」
写真を楽しむこと。もっともっと上手くなるためには、それのさらに先へ行く必要があるのかもしれない。
いつまでもカメラ初心者ではいたくない。
なかなか写真が上達しないのは
カメラのせいでもない。
被写体のせいでもない。
自分らしい写真が撮れないのは。やっぱり自分の責任なんだ。
自分の感性を表せるような写真が撮りたい。
カメラ初心者のための天狼院フォト部それが今、がパワーアップする時なのかもしれない。
いろんな人の写真を講評してもらえて
雑誌やウェブに掲載されるチャンスがあって
一つの課題をみんなで撮って、競い合って
実際に撮るワークがあって
お互いに切磋琢磨なしながら成長していく。
そんな環境が欲しい。少なくとも私はそこで頑張ってみたい。
天狼院書店だからこそできる写真講座 天狼院フォト部人気講師 松本茜が顧問を務める
通称「茜塾」いよいよ開講が近づいている。
本当に本気で取り組んで、いつか自分の写真が載った雑誌を手に取ることが今の私の目標だ。
ーーーーープロカメラマン松本茜よりーーーーーー
私の世界を大きく広げてくれた、カメラという道具。
カメラを手にした日から、まだ見ぬ世界を探し求めて、どれほど多くの旅を重ねてきたことだろう。
「自分にとって大切な人たちに、
目の前に広がる美しい景色を見せてあげたい。」
その想いをきっかけに一眼レフを購入したあの日から、私の人生は変わったとはっきり言い切れる。
カメラは嘘を写すことはできない。
目の前に広がる現実の中から、自分の感性で一場面切り取るという簡単な方法で、最大限に自分を表現できる、簡単で奥深いものだと思っています。そんなカメラを使って、今後の自分の人生に寄り添う出来事や景色たちを色あせることなく残していくために、皆でともに学び育んでいくための授業を展開していきたいと思います。
月に二度、写真と真剣に向き合う時間を作り、これからのカメラ人生の可能性を一緒に広げていきましょう。
お試し1DAY写真教室は説明会の後、
19:30 〜『夜だからこそ撮れる!光を遊ぶ写真』 を撮影していきます。
ぜひ「写真を作り込む」を皆さんに体験いただければと思います。
【お試し1DAY写真教室概要】
*7月開講予定『カメラ初心者から卒業しよう。日常をスペシャルにする。プロカメラマン松本茜氏による写真教室(通称:茜塾)』
こちらの受講説明会を兼ねておりますので、講師から直に本講座の方針を聞いて頂くことで、本講座がどのようなものかを理解いただき受講を検討いただくことができます。(本講座を受講される場合は説明会参加費は全額返金させて頂きます)
*説明会の後、『夜だからこそ撮れる!光を遊ぶ写真』を実際に撮影していきます。お楽しみに。
*こちらの写真は指導のもと、参加者の方が撮影した作品です。
日時:2016年6月11日(土)19:30~21:30(19:00受付開始)
19:30 講義、説明会 開始
20:30 撮影開始
21:30 写真教室終了
登壇者:メイン講師 松本茜氏
参加費:3,000円+1ドリンクオーダー
会場:東京天狼院
定員:東京20名
*CLASS天狼院「プラチナクラス」にご加入のお客様は参加費は半額で参加できます(1オーダーはお願いします)
【持ち物】 小さなライト(なければ携帯) カメラ 三脚(持っている方のみ) フラッシュ(カメラについていればそれでおOK)
【講師プロフィール】
松本茜
プロカメラマン。天狼院フォト部顧問。プライベートで撮る風景写真を通して写真やイベントなど幅広い分野で活動を続けている。
何気ない日常をSPECIALな写真に切り取る類いまれなるスキルを有しており、将来を嘱望されるカメラマン。天狼院フォト部では、その瞬間の切り取り方を参加者に教えている。
【お申込はチケット販売サイト「Peatix」または「店頭」にて事前にお受けいたします】
なにかご不明点あれば
お電話、お問い合わせをフォームにて承っております。
【天狼院書店へのお問い合わせ】
TEL:03-6914-3618