2014年9月12日(金)

『コトノネ』11号刊行記念対談 佐伯康人さん×里見喜久夫さん「ごちそう野菜ができるまで〜自然栽培と、障害者」

『奇跡のリンゴ』木村秋則さんの一番弟子・佐伯康人さんと、『コトノネ』編集長の里見喜久夫さんの対談です。

『コトノネ』は、障害者の「経済的自立」をテーマに、2012年1月に創刊した季刊誌です。

「社会をたのしくする障害者メディア」を掲げ、働く障害者のこと、施設でつくられる良品、福祉の世界で活躍している人たちを紹介しています。

10号からシリーズでご紹介しているのが、「農福連携」(農業×福祉)。

農業は「百姓」という言葉があるように、たくさんの種類の仕事があり、それゆえ、さまざまな人が働きやすい「障害者と相性がいい」仕事なのです。担い手が少なくなっている日本の農業の救世主になるのでは…と期待されています。

愛媛・松山で、障害者といっしょに農業を営む佐伯康人さんは『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんに教えを受け、自然栽培に取り組む農福連携の第一人者。

農薬や肥料、除草剤を一切使わない佐伯さんの野菜づくりは、微生物の力を借り、田畑の土を「森の土のように」することで、野菜自身の力を引きだす栽培方法。
従来の農法よりも、手間がかかりますが、それが反対に、障害者の仕事を生み出すことにつながっています。

当日は佐伯さんのつくる野菜を実際に召し上がっていただきます。

これまで食べたことのない、力強い野菜の味に驚くこと間違いなしです!

また、『コトノネ』10号で紹介した日本海倶楽部(石川県能登町)のクラフトビールもご提供いたします。

新鮮な野菜とクラフトビールを片手に、障害者のこと、自然栽培のことを知る2時間。

ぜひご参加ください!

 

【プロフィール】

・佐伯康人(さえき・やすひと)

農業生産法人 ネイティブ・サン 代表、パーソナルアシスタント青空 代表、NPOユニバーサルクリエート 代表理事。

メジャーデビューまでした元ロックスター。脳性まひの三つ子を授かったことで障がい者と向き合うように。自社で障がい児童デイサービス事業等を立ち上げると共に、 農業法人やNPO法人も設立。 「奇跡のりんご」の木村秋則さんとの出会いより、無農薬無肥料農業での障がい者雇用の実現に邁進、 障がい者の自立支援を手掛けている。

・里見喜久夫(さとみ・きくお)

季刊誌
『コトノネ』
発行人/編集長

2012年に、株式会社はたらくよろこびデザイン室を設立。障害者の経済的自立をテーマにした季刊誌『コトノネ』の発行に関わり、編集長を務める。2008年にドイツW杯を記念して、選手のいない写真集『‘06 GERMANY』を出版。絵本は『ボクは、なんにもならない』(2008年、美術出版社)、『ボクも、川になって』(2010年、ダイヤモンド社)、『もんばんアリと、月』(2012年、長崎出版)など。日本ペンクラブ会員。

 

  • 出演 _

    佐伯康人(パーソナルアシスタント青空代表)
    里見喜久夫(『コトノネ』発行人/編集長)

  • 時間 _

    20:00~22:00 (19:30開場)

  • 場所 _

    本屋B&B
    世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

  • 入場料 _

    1500yen + 1 drink order

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