グラフィック社刊「民藝の教科書」に関連し、尾山台にあるショップ「手しごと」さんのご協力の元、そこに登場する美しく健やかな手仕事の品々を展示販売致します。暮しになじむ日用品の数々は、素朴でどれもこれも愛らしく思えてきます。会期中には民藝の先生、久野恵一さんによるトークイベントも開催します。合わせてぜひお楽しみください。
■協力:
手仕事フォーラム(teshigoto.jp)
民藝のある暮し 手しごと(oyamadai-teshigoto.com)
■関連トークイベント
手仕事の魅力を伝える仕事
~「もやい工藝」「手しごと」オーナー、久野恵一さんによる特別授業~
うつわ、かござる、ガラスなど、今の暮しに馴染む “手仕事”は今でこそ注目されるようになりましたが、その背景には手仕事の魅力を伝えようと長く活動をしてきた方の存在があります。古くは柳宗悦氏から、松浦弥太郎氏をはじめとする雑誌の編集者まで活動は多岐に広がり、今では20代の若い方でも手仕事の魅力を伝えようと独自の活動をしている方が増えつつあります。
今回ゲストとしてお迎えする久野恵一さんは、いまも一年中日本の各地に出向き、長年手仕事文化の魅力を発信しつづけている方のひとり。現代における民藝の先生です。トークでは、この仕事についたきっかけ、活動をしていく中で印象に残っているエピソードをはじめ、この仕事の面白さややりがいについてお話しいただきます。「文化を守り育て、伝えていく」という裏方のお仕事を知る、貴重な機会です。ぜひご来場ください。
●日時:9月24日(水) 19:30〜21:00(19:00開場)
●場所:SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS 渋谷区神山町17-3 テラス神山1F
●料金:1,000円(特典付)
●申込:こちらのページ
またはお電話(03-5465-0588)からお申し込み下さい。
【久野恵一さん プロフィール】
武蔵野美術大学在学中、民俗学者・宮本常一に出会い、日本の民衆文化の深さ、おもしろさとともに、いかに有意義な旅をして生きていけるかを伝授される。その後、柳宗悦の民藝運動より、民衆のくらしの道具の中にある美しさと社会性を知り、感銘を受ける。埋もれた手工芸品の発掘、伝統を守る職人、現代生活に適う新作民藝品づくりに励む工人・工房への製作協力など、民藝運動を牽引する。現在、地域手仕事文化研究所主宰、手仕事フォーラム代表、鎌倉・もやい工藝経営。今年5月には東京初の店舗となる「民藝のある暮し 手しごと」を尾山台オープンさせる。「暮しの手帖」「Discover Japan」「朝日新聞」など執筆多数。