開催日時:2016年07月06日(水) ~
鵜飼 文敏(Googleソフトウェアエンジニア)
柴田 芳樹(『プログラミング言語Go』訳者)
19:00開場
19:30開演
K&Rとして名著の呼び名も高い “The C Programming Language” から三十余年、あのカーニハンが再び筆を執った――題して “The Go Programming Language” 。その日本語訳が『プログラミング言語Go』です。
Goはロバート・グリーセマー、ロブ・パイク、ケン・トンプソンにより設計され、2009年に発表されました。C言語が設計された1970年代と比べ、現在のコンピュータの利活用を取り巻く環境は激変しており、インターネットの爆発的な普及や、スマートフォン、SNSの出現など、人びとの暮らしを一変させる大変革が今もなお進行中です。将来プログラミング言語の歴史を振り返るとき、この環境の激変を前提とした言語設計という点で、Goの出現は画期的と評されるかもしれません。この大変革の中心的な存在であるGoogleでGoが生み出されたこともまた象徴的です。
本書は、Googleの社内インフラのエンジニアであるドノバンと、Goの設計者とは長年の同僚でそのプログラミング哲学を知り尽くしたカーニハンによる解説書です。Cの設計思想がUNIXと深く結びつきその後のソフトウェア開発をリードしたのと同じように、Goの設計思想も今後のソフトウェア開発をリードするような、何らかの指針を示しているのではないでしょうか。
このトークセッションでは、オープンソースコミュニティでも活躍するGoogleのソフトウェアエンジニア鵜飼文敏氏をお迎えし、訳者の柴田芳樹氏と共に、本書からその深層に流れるGoの設計思想を読み解きます。これからのソフトウェア開発に実際に活かせるヒントが多く得られることでしょう。
鵜飼文敏(うかい ふみとし)
ソフトウェアエンジニア。Google勤務。Debian JP ProjectやFSIJの立ち上げなど、オープンソースコミュニティでも大きく貢献している。『Binary Hacks―ハッカー秘伝のテクニック100選』、『Go言語によるWebアプリケーション開発』(共にオライリー・ジャパン)など著訳書多数。
柴田芳樹(しばた よしき)
ソフトウェア設計コンサルタントとして、ソフトウェア開発、教育、コンサルテーションなどに従事。『ソフトウェア開発の名著を読む 第二版』(技術評論社)、『Effective Java 第2版』(丸善出版)など著訳書多数。
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
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