2016年7月21日(木)

『TOKYOインテリアツアー』(LIXIL出版)刊行記念トークイベント:インテリアと建築の邂逅

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東京という都市を「インテリア」を手がかりに読み解く考現学的ガイドブック『TOKYOインテリアツアー』(LIXIL出版、2016)の刊行を記念したイベントを開催します。

書籍ではインテリア=「ある建築物に後からつくられる空間の創造行為」ととらえ、完全に閉じた空間だけではなくファサードデザインも含めた事例を紹介しています。
2000年代以降の日本では、建築家がインテリアデザインを手がけることも増えてきましたが、インテリアデザインの誕生から現在まで、建築とインテリアは区別されてきました。
しかしその違いは明文化されておらず、時代によってもゆらぎがあります。
現在、建築とインテリアデザインの違いはどこにあるのでしょうか?

建築家の中山英之さんをゲストに、著者の浅子佳英さん、安藤僚子さんと、インテリアと建築の最新の動向を追いながら、両者のもつ可能性についてお話しいただきます。

【イベント内容】
[日 時]7月21日(木) 18:30開場 19:00開演 20:30終了予定
[場 所]紀伊國屋書店新宿本店 8Fイベントスペース
[定 員]50名
[参加費]500円
[登壇者]中山英之(建築家)+浅子佳英(建築家・インテリアデザイナー)+安藤僚子(インテリアデザイナー)
[受付場所]4階レジカウンターまたは電話(4階直通:03-3354-5704)にて受付中!
(定員が満数になり次第受付けは終了させて頂きます)

【登壇者プロフィール】
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安藤僚子(あんどう・りょうこ)
1976年生まれ。インテリアデザイナー。デザインムジカ主宰。1999年多摩美術大学美術学部建築科卒業後、インテリアデザイン事務所勤務に勤務。2009年デザインムジカ設立。主な作品に日本科学未来館《未来逆算思考》、情報メディアを使った空間デザインの作品《スポーツタイムマシン》など。2014年第17回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞。アルスエレクトロニカ2014(オーストリア)インタラクティブアート部門入賞。

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浅子佳英(あさこ・よしひで)
1972年生まれ。建築家、デザイナー。タカバンスタジオ主宰。大阪工業大学工学部建築学科卒業。いくつかの設計事務所を経てタカバンスタジオ設立。2010年東浩紀と共にコンテクスチュアズ設立、2012年退社。主な論考に「コム・デ・ギャルソンのインテリアデザイン」(『思想地図β』Vol.1所収)など。主な作品に《gray》《2020オリンピック選手村代替案》《水戸新市民会館プロポーザル応募案(吉村靖孝建築設計事務所との共同設計、2次選出)》など。
(c) kenshu shintsubo

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中山英之(なかやま・ひでゆき)
http://www.hideyukinakayama.com
伊東豊雄建築設計事務所で「多摩美術大学図書館」等を担当後、独立。処女作「2004」でSD レビュー2004 鹿島賞と第23 回吉岡賞を立て続けに受賞して注目を集める。その後も「O 邸」(2009)、「Y ビル」(2009)、「Y 邸」(2012)など話題作を手がけ、現在も国内外で数々のプロジェクトが進行中。主な著作に『中山英之/スケッチング』(神戸芸術工科大学デザイン教育研究センター編、新宿書房)。2014年より東京芸術大学准教授。

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