2016年7月31日(日)

(7月31日まで開催中)~メゾチントの世界~ 池内幹之 銅版画展

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時の重み、生命力を感じさせる巨樹、豊かな熱帯の海の珊瑚や魚などをテーマに創作されている池内先生の作品展です。
深い黒のメゾチントと色彩豊かな 多版刷りのカラーメゾチント。
どちらも手間暇のかかった素晴らしい作品達ばかりです。是非この機会にご覧くださいませ。

◆メゾチントとは◆
フランスでマニエル・ノワール(maniere noir)「黒の技法」と呼ばれています。
写実性が高く、肖像画や挿絵などに多用されました。写真の登場で衰退しましたが、渡仏した画家・長谷川潔氏が再発見し芸術性の高い銅版画としてよみがえらせました。銅の板面に無数の傷を付けてインクを詰めると、拭き取っても傷にインクが残ります。そのまま印刷すれば真っ黒になります。この傷を絵に合わせて削ったり、磨いたりして白からグレーの調子(階調)を付ける技法がメゾチントです。

【池内幹之先生 プロフィール】
1954年 兵庫県出石町(現 豊岡市出石町)で生まれる。
1977年 大阪芸術大学卒業:芸術学部美術科(版画専攻)
2010年 奈良市に atelier KAN 開設 創作活動開始。
2011年 生駒市芸術家集団「清深」創立に参加 第1回展に出品。
2012年 清深第2回展、日本版画協会第80回記念版画展入選
2013年 清深第3回展、日本版画協会第81回版画展入選
2014年 京都版画 新鋭展、清深第4回展、第9回高知国際版画トリエンナーレ展入選
桜井市 喜多美術館にて個展、日本・オーストリア国際版画展 出品
2015年 清深Last Exhibition展、千里三英美術画廊個展、日本版画協会第82回版画展入選
2016年 奈良市アートスペース上三条 二人展、日本・カナダ国際版画展

期  間:2016年7月16日(土)~7月31日(日)9:30~22:00 ※最終日(7月31日)は20時に終了いたします。
場  所:梅田本店西側ウィンドー
お問合せ:紀伊國屋書店梅田本店 06-6372-5821(9:30~22:00)

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