2014年9月13日(土)

片岡義男さん × 町山智浩さん × 川﨑大助さん〜作家デビュー40周年記念〜『片岡義男と週末の午後を』vol.6「語りつくせ越境文化!〈神保町カリフォルニア急行〉」

人呼んで「日本語小説界のクリント・イーストウッド」。片岡義男の孤高にして闊達な表現世界を、さまざまな角度から探訪していく全六回のシリーズイベントをB&Bにて開催します。

小説のみならず、評論、エッセイ、翻訳、写真家としても名高い「多芸多才の人」であり、同時に、精密機械の動作痕のごとき文体と思考が一糸乱れぬ「ピュアリスト」でもある巨匠。さらには、ロックンロール、オートバイやサーフィン、アメリカのカウンター・カルチャーや、そこから派生したライフスタイル哲学の精髄を世に広く伝導してくれた「永遠のアニキ」……そんな多面的な「片岡義男プリズム」に光を照射すれば、未来的でオルタナティヴな文学の可能性すら見えてくる!(かもしれません)。

実質的な作家デビューとなった1974年の「白い波の荒野へ」から数えて40周年のアニバーサリー・イヤーである本年を記念したこの企画、毎回テーマに沿った豪華ゲストをお招きして、新進作家・川﨑大助さんが構成と司会をご担当します。

第六回目のゲストにお迎えするのは、映画評論家・コラムニストの町山智浩さん。

『宝島』編集部を経て『映画秘宝』を創刊、渡米後も大活躍の町山さんは、「テディ」時代から片岡義男作品を愛読していました。拳銃、アメリカ犯罪小説、ビートルズ、オートバイ……若き町山さんが「片岡義男というフィルター」を通して垣間見た、まばゆいばかりの「男の子文化」の世界とは何だったのか? 神保町古書店片隅のペーパーバックから現実のアメリカ大陸まで、ポピュラー・カルチャーを足がかりに駆け抜けた先達(片岡さん)と後輩(町山さん)が、熱く語りつくすもろもろ、たっぷりお届けします。また町山さんいわく「これだけは訊かねばならない」キラーな質問も! もちろん映画ネタもばっちり。なんとこの顔合わせは史上初。まさにドントミスイットです!

週末の午後は、ぜひ下北沢で、片岡義男とともに――。

 

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