2016年7月16日(土)

【文ラボ】教科書に載っていた名作「走れメロス」を音読して原稿用紙に書き写す!かの文豪・太宰治は何を伝えたかったのか?名作文学の美しい文体を身に染み込ませよう!

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*こちらのイベントは「Peatix」または「店頭」による事前決済制です。お支払いが確認出来次第、受付完了となりますのでご注意ください。
(当日お席がございましたら店頭お支払いも受け付けさせていただきます。)
このイベントは、読/書部にご参加の方は無料でご参加いただけます。

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スタッフ川代です。

「メロスは激怒した。必ず、かの、えーと、じゃ……」
「邪智暴虐の」
「あっ、はい、じゃ、じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと、決意した」
「はい、じゃあ次、田中さん」
「メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の……」

誰にでも、こういう体験をした記憶があるのではないでしょうか。
私は、「メロスは激怒した」という言葉を聞くと、必ず、暑い夏の日に、半袖のシャツを着て、あー、今日もあついなあ、と思いながらいやいや国語の授業を受けていたことを思い出します。本当に夏に走れメロスを習っていたのかどうかは定かではなく、もしかすると私の頭の中で捏造されているのかもしれません。でもどうしてか、「走れメロス」を音読していた記憶の中の私は、必ず夏の暑い日に、半袖の白いシャツを着ているのです。

でも、「走れメロス」を習ったことは覚えているのですが、その内容を思い出そうとすると、ぼんやりとしか思い出せない。私は、国語の授業が好きではありませんでした。科学よりはマシかな、という程度。なんか、文学とかむずいし、よくわかんねー。走れメロスとかなんだよ、勝手に走っとけよ、なんて友達同士で笑い飛ばして、全然真剣に読んでいませんでした。どこが面白いのか全然わからなかった。何が人の心を打っているのかわからなかったし、国語の先生がどうしてそこまで力説するのかもわからなかった。
今もしタイムマシンがあるなら、10年前にタイムリープして、若かった頃の自分をぶん殴って「名作やぞこらああああ!!! ちゃんと国語の授業受けろやああああ!!!」とでも言ってやりたいくらいですが笑。まあ、本のすばらしいところは、昔の自分と今の自分と、その本を通して変化をじっくりと感じ取れるところ。

「あの頃はなんでこれのよさがわからなかったの……」
「え、あんなにつまんなかったはずなのに……」
「うわあ、ここ5年前は全く響かなかったけど今はめちゃくちゃわかる……」

読む時期によって、吸収するものや響くもの、共感するものが違う。
直感ですが、きっと今なら、「走れメロス」のよさが、わかるような気がするのです。
正直言ってしまうと、恥ずかしながらいまだに「走れメロス」をじっくり読み直した事がなくて、10代の頃「なんだよこれえ」と言っていたときの記憶のままで、止まってしまっているのです。
だからこそ、今、「走れメロス」を読んでどんな気持ちになるのかが、すごく楽しみで。
自分の中にどんな感情の変化があったのか、早く知りたいとウズウズしているのです。

あえて、文ラボ当日までは、読まないようにします。
パラパラめくるのも、遠慮しようかと。
当日、新鮮な気持ちで、あの頃音読をしていた頃と同じ、まっさらな気持ちで。
今度は、「暑いし、国語の授業めんどくせーな」なんていう気持ちで挑むのではなくて、「あー、暑い夏の太陽と、『走れメロス』の組み合わせって、本当最高だな」と思えるように。

当日は、中学や高校の頃よくやった、「丸読み」(句点ごとに別の人に順番に読む音読の仕方)をしたいと思います。10代前半の頃にタイムスリップしたような気持ちで、体験していただければと思います。
普段、忙しくて自分と向き合う時間がない、という方は、ぜひ。きっと集中して、心を落ち着かせられるだろうと思います。

コーヒーと、原稿用紙と、お気に入りのペンと、「走れメロス」。
土曜の午後の一時間半、ちょっと贅沢な過ごし方をしてみませんか。

【概要】
日時:7月16日(土)14:00〜15:30
▼コンテンツ
14:00〜14:10 自己紹介
14:10〜14:40 「走れメロス」をみんなで交代で音読しよう!
14:40〜14:50 休憩
14:50〜15:30 「走れメロス」を原稿用紙に書き写そう!
定員:20名様
参加費:1,000円+1オーダー
持ち物:
・太宰治「走れメロス」(当日、店舗でご購入も可能です)
・お気に入りのペン
・原稿用紙
*イベントで使いますので、店頭にて「走れメロス」をお買い求めください。すでにお持ちの方は必ずお持ちください。
*天狼院の原稿用紙「Mk-Ⅱ(マークツー)」をお買い求めのお客様は500円引きで参加いただけます。
*プラチナクラスの方は参加費半額(500円+1オーダー)でご参加いただけます。
*「月刊天狼院書店」編集部(読/書部)の方は参加費無料(別途1オーダー)でご参加いただけます。
場所:天狼院書店「東京天狼院」
*CLASS天狼院プラチナクラスについて→ 【破格の割引サービス】「CLASS天狼院」誕生〜最上ランク「プラチナクラス」は全店合計100名様限定〜《詳細・決済ページ》:http://tenro-in.com/tsushin/15866

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