2016年8月6日(土)

田北雅裕 × 紫牟田伸子 × 江口晋太朗「福岡から、市場経済とはちょっと違う『新しい循環』を考える」 『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)刊行記念

logo_rethink今年2月末に刊行された『日本のシビックエコノミー 私たちが小さな経済を生み出す方法』。その刊行記念イベントとして、4/20(水)には株式会社studio-L代表・コミュニティデザイナーの山崎亮さんをゲストに迎え、本書編者の紫牟田伸子さん、執筆者の一人の江口晋太朗さんの3名でB&Bにてトークイベントが開催されました。
http://bookandbeer.com/event/20160420_bt/

前回が大好評だったことを受け、今回も「シビックエコノミーってなんなの?」「日本ではどういうことができるの? やっているの?」などをテーマに、九州大学大学院専任講師の田北雅裕さんをゲストに迎え、九州・福岡ならではの具体的な事例をあげながら議論をします。
イギリスが先導し、いま世界中で広がっている「シビックエコノミー」とは、既存のジャンルを横断し、民間・行政・第三セクターの枠を超えた「市民主体の新しいエコノミー」のこと。
地域のハブをつくり、孤食を避ける。リノベーションで空き家問題を解消する。市民出資でエネルギーの事業を行う。地域の人と素材でものづくりをする。すべて、社会の「こうなったらいいのに」を、具体的に小さな経済圏をつくり、まわし、育てることで、かなえようとしています。
大きな社会問題を解決に導く、日本の「小さな社会変革」について一緒に考えてみませんか……?

【出演者プロフィール】
田北雅裕(たきた・まさひろ)
九州大学 専任講師。2000年、学生の傍らデザイン活動triviaを開始。以降「まちづくり」という切り口から様々なプロジェクトに携わる。04年に熊本県杖立温泉街に移住、住民の立場からまちづくりに取り組む。09年より現職。現在は、(特非)SOS子どもの村JAPANコミュニケーション部ディレクター、(特非)震災リゲイン理事、ALBUSディレクター、福岡市里親委託等推進委員なども務める。著書(共著)に「クリエイティブ・コミュニティ・デザイン / フィルムアート社」。

紫牟田伸子(しむた・のぶこ)
編集家/プロジェクトエディター。美術出版社、日本デザインセンターを経て、個人事務所SJ主宰。「ものごとの編集」を軸に、デザインプロデュース、商品企画、プロジェクトプランニング、マネジメントを行う。主な著書に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』、『シビックプライド2【国内編】:都市と市民のかかわりをデザインする』(共同監修・共著/共に宣伝会議)、『編集学:つなげる思考・発見の技法』(単著/幻冬舎)など。

江口晋太朗(えぐち・しんたろう)
編集者、ジャーナリスト。TOKYObeta Ltd.代表取締役。1984年生。福岡県出身。メディア、ジャーナリズム、情報社会の未来、ソーシャルイノベーション、参加型市民社会などをテーマに企画プロデュース、リサーチ、執筆活動などを行う。「マチノコト」共同編集、NPO法人マチノコト理事、アートプロジェクトを推進するNPO法人インビジブル理事、インディーズ作家支援のNPO法人日本独立作家同盟理事などを務める。Open Knowledge Japan、Code for Japan のメンバー。著書に『ICT ことば辞典』(三省堂)、『パブリックシフト:ネット選挙から始まる「私たち」の政治』(ミニッツブック)ほか。

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時間:19:00〜21:00 (18:30受付開始) / 料金:1500+500yen 1drink

書籍情報:『日本のシビックエコノミー―私たちが小さな経済を生み出す方法』

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