2016年8月26日(金)

伝説の「戦後編集者」松本昌次の貴重な証言 『戦後編集者雑文抄——追憶の影』(一葉社) 松本昌次・著刊 行記念

MARUZEN&ジュンク堂渋谷店「戦後の名著の多くはこの人の手になるものだった」(『サンデー毎日』)とまで言われ、語り書きの『わたしの戦後出版史』が今世紀初頭の名著として朝日新聞「ゼロ年代の50冊2000-2009」の1冊に選ばれた御年89歳になる生涯現役編集者の松本昌次さん。
花田清輝、埴谷雄高、富士正晴、井上光晴、木下順二、丸山眞男ら「戦後」を創造し体現した人たちの影となって同時代を伴走した伝説的「戦後編集者」の松本昌次さんに、「戦後」にこだわり「戦後精神」の遺志を継ぐ貴重なお話を語っていただきます。

講師紹介
松本 昌次 まつもと・まさつぐ
1927年、東京生まれ。高校教師等を経て、53年4月から83年5月まで未來社勤務。同年6月影書房を創業し、2015年7月同社を退く。その後も編集者として現在に至る。
花田清輝、埴谷雄高、平野謙、野間宏、富士正晴、杉浦明平、井上光晴、木下順二、山本安英、上野英信、丸山眞男、藤田省三、廣末保、橋川文三など、戦後文学者や戦後思想家の名著を数多く手がけ、それらはそのまま戦後出版史の輝かしい軌跡を描く。
著書に、『ある編集者の作業日誌』(日本エディタースクール出版部)、『戦後文学と編集者』『戦後出版と編集者』(ともに一葉社)、『わたしの戦後出版史』(トランスビュー)など。編書に、『西谷能雄 本は志にあり』『庄幸司郎 たたかう戦後精神』(ともに日本経済評論社)がある。

会場:当店7F喫茶コーナーにて。入場料1000円(ワンドリンク付き)
定員:40名
受付:店頭7Fレジカウンター、またはお電話(03-5456-2111)にてご予約承ります。

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