2016年8月23日(火)

紀伊國屋書店Kinoppy=光文社古典新訳文庫Readers Club Reading Session #20 ダーウィン 『種の起源』が遺したもの 講師:渡辺政隆先生

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「なぜかくも多様な生物がいるのか」。ダーウィンはひとつの結論にたどりついた。すべての生物は共通の祖先を持ち、少しずつ変化しながら枝分かれをしてきたのだ。つまり、「じつに単純なものからきわめて美しく、きわめてすばらしい生物種が際限なく発展し、なおも発展しつつある」のだ……

文学や哲学の本が多い光文社古典新訳文庫のなかにありながら、2009年の刊行以来、毎年のように増刷がかかるロングセラー、それがダーウィン『種の起源』です。いまや生命科学を学ぶ人には必読の書ですが、ダーウィンと本書の偉業は、まさしくその進化の研究を「科学」にしたことでした。また、『種の起源』はもともと専門的な学術書ではなく、一般読者向けに販売された本でした。ダーウィンは何を発見し、当時の人々に何を伝えたかったのでしょうか。
今回は、この『種の起源』を翻訳され、他にも進化にまつわる数多くの著作・翻訳のあるサイエンスライターであり、筑波大学教授の渡辺政隆さんをお迎えし、いまも読み継がれる『種の起源』の魅力や、ダーウィンが現代に遺したメッセージについて語って頂きます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫編集長 駒井稔)

光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開催するReaders Club読書会(Reading Session)、記念すべき第20回です。

○日時:2016年8月23日(火)18:30~ (開場18:15)
○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
○定員:50名
○参加費:無料
○参加方法:2016年8月7日(日)午前10:00時より2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
○お問い合わせ 新宿本店2階カウンター 03-3354-5702

*イベントは1時間30分~2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には渡辺先生の著書・翻訳書にサインをお入れします。
*19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

講師紹介
渡辺政隆(わたなべ・まさたか)
1955年生まれ。サイエンスライター、筑波大学教授/サイエンスコミュニケーター。専門は進化生物学、科学史、サイエンスコミュニケーション。著書に『ダーウィンの遺産』『DNAの謎に挑む』『一粒の柿の種』『ダーウィンの夢』ほか。訳書に『「進化」大全』(ジンマー)、『シマウマの縞、蝶の模様』(キャロル)、『生命46億年全史』(フォーティ)、『眼の誕生』(パーカー)、『ワンダフル・ライフ』(グールド)ほか多数。

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