2016年9月21日(水)

【満員御礼】「私たちはテレビに何を見ているのか?」武田砂鉄 × 辛酸なめ子 トークイベント 『芸能人寛容論――テレビの中のわだかまり』(青弓社)刊行記念

logo_abc100【満員御礼】となりました。

8月に『芸能人寛容論――テレビの中のわだかまり』(青弓社)を刊行した武田砂鉄さん。昨年の『紋切型社会』(朝日出版社)が記憶に新しい方も多いと思います。その武田さんが、「やっぱりEXILEと向き合えないアナタへ」から始まり、「星野源が嫌われない理由を探しに」で終わる本書で、回り道を重ねて芸能人の生態を観察し、そのありさまを力の限りで寛容して、テレビの向こう側に私たちが感じるわだかまりをあぶり出しています。

今回は、『諸行無常のワイドショー』(ぶんか社)などの著作もある辛酸なめ子さんをお招きして、芸能界に大きな出来事が相次いだ2016年をさっそく振り返ります。SMAP解散、相次ぐ不倫騒動、芸能人の逮捕、そして皇室……諸々のニュースを受け止める社会の「空気」も含め、じっくりと語り合っていただきます。ぜひ足をお運びください。

トーク終了後、お二人のサイン会も開催いたします。

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概要
日程:2016年9月21日 (水)
時間:19:00~20:30 開場18:30
料金:1,080円(税込)
定員:50名様
会場:本店 大教室

お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)

武田砂鉄 たけだ・さてつ
1982年生まれ。ライター。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年からフリー。15年、『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)で、第25回「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」を受賞。16年、第9回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。「cakes」「文學界」「NEWSWEEK」「VERY」「SPUR」「Quick Japan」「暮しの手帖」「SPA!」などで連載を持ち、インタヴュー、書籍構成なども手がけている。

辛酸なめ子 しんさん・なめこ
1974年、東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。セレブやアイドルの観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、エッセイ・漫画・現代アート・テレビ出演など、あらゆるメディアで表現活動を続けている。著書に『辛酸なめ子の世界恋愛文学全集』(祥伝社)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『諸行無常のワイドショー』(ぶんか社)、『女子の国はいつも内戦』(河出書房新社)など多数。

書籍情報
『芸能人寛容論――テレビの中のわだかまり』
武田砂鉄/著
1,600円+税
青弓社

「cakes」の人気連載、芸能人批評「ワダアキ考」がついに書籍化。「ファシズム化する石原さとみの唇」「軽部アナの蝶ネクタイが教えてくれること」「堂本剛と向き合いたい気持ちはあるけれど」「ファンキー加藤とニッポンの労働」「ベッキーの元気を直視できないボクらが悪い」――回り道を重ねて芸能人の生態を観察、テレビの向こう側に私たちが感じるわだかまりを力の限りで受け止める。現代社会の「空気」をつかみ取り、テレビと私たちの緊張関係を取り戻す。2015年話題の1冊『紋切型社会』の著者が、放牧された芸能人を苛烈に問い直す一冊。

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