2016年10月15日(土)

『医学書のなかの「文学」』(笠間書院)出版記念トークイベント 福田安典 × 髙島賢 江戸小説は文系/理系の枠を越えられるのか?

【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2016年10月15日(土)19:00開場 19:30開演

われわれ(パネラー)の時代は、高校時代に「文系/理系」に分けられ、以後も「そのように」お互いを意識してきました。ところが、その当たり前の意識によってタテ割りとなった読書では読み解けない作品が日本の古典、特に江戸時代の小説にはあります。今回のトークショーでは、「医学書」を横に置いていないと読むことができない江戸時代の文学小説の世界を取り上げます。
出演者は、近年「医学書の中の『文学』」(笠間書院)を出した文学部出身で現在も文学部で花鳥風月を講じる「文系」著者と、農学部出身で現在農林水産省で研究推進する「理系」パネラーです。両者のトークによって、江戸時代の小説にスポットがあたり、文系/理系の枠を越えた新たな読書風景が切り拓かれることでしょう。

【講師紹介】
福田 安典(ふくだ・やすのり)
1962年大阪生。大阪大学文学部卒。同大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近世文学。現在日本女子大学文学部教授。
著書に『医説』(三弥井書店、2002年)、『三輪田米山日記を読む』(共著、創風社、2011年)、『平賀源内の研究 大坂篇―源内と上方学界』(ぺりかん社、2013年)、『都賀庭鐘・伊丹椿園集』(共著、国書刊行会、2001年)などがある。

髙島 賢(たかしま・さとし)
1967年香川県出身。大阪府立大学農学部卒。同大学院農学研究科前期課程修了。専門は遺伝育種学。現在農林水産省消費・安全局農産安全管理課審査官(兼東京農工大学非常勤講師)。
農林水産省では、遺伝子組換え体、ゲノム編集、遺伝子治療等の規制行政に携わる。サイエンス・コミュニケーションによる先端科学の消費者の理解促進にも取り組んでいる。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
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