世界的に知られる写真家グループのひとつ、「ヘルシンキ・スクール」のメンバー、スザンナ・マユリ。
2016年10月、待望の初作品集『Sense of Water』がドイツの出版社Kehrer Verlagから刊行されることを記念して、代官山 蔦屋書店では特別に作品の展示と販売を行います。
スザンナの作品においては「水」と「北」が象徴的なテーマになっています。
水はまるで水彩絵の具のように使われており、風景と人間の境が揺らいで混ざりあった不思議なイメージは見る者を内面の感情的な旅へといざないます。
アノニマスでどこか神話的な印象の女性たちが、しっかりと抱き合ったり真っ暗な水の中で静かに漂っていたりする姿からは、長い冬や重たい曇り空という北欧の厳しい自然環境がもたらす孤独や、閉じられた美しい物語が感じられます。
水への感覚を長年研ぎ澄まし続ける中から生まれてきた彼女の作品を、ぜひご覧ください。
【書籍詳細】
タイトル:Sense of Water
写真:Susanna Majuri
デザイン:Elina Patjas
出版社:KEHRER VERLAG(2016年10月刊行 会期中に入荷予定)
ハードカバー 19×22.5 cm／128 ページ、41イメージ
英語、フィンランド語
ISBN 978-3-86828-722-6
【プロフィール】
Susanna Majuri(スザンナ・マユリ)
ヘルシンキ芸術デザイン大学の修士課程を2007年に卒業。
これまでフィンランド写真美術館やフランスのカン美術館を始めとした多数の国際的な個展・グループ展を開いています。
「ヘルシンキ・スクール」のアーティストグループのメンバーであり、作品はいくつかの主要な公共・民間のコレクションに収蔵されています。
http://www.susannamajuri.com/
会期：2016年10月03日(月) – 2016年10月26日(水)
時間：7:00~深夜2:00(営業時間)
場所：蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
主催：代官山 蔦屋書店
共催・協力：KANA KAWANISHI
問い合わせ先
03-3770-2525
