2016年10月31日(月)

北川フラムの仕事論 大地の芸術祭から学ぶ アートと地域づくり 『大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2015 地球環境時代のアート』刊行記念企画

logo_abc100このたび、2015年に開催された大地の芸術祭の記録集『大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2015 地球環境時代のアート』が刊行されました。

過疎高齢化が進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」を企画、実現させたアートディレクター 北川フラムさん。真っ白な状態からのスタートで、実現に至るまでには山あり谷ありだったようです。しかし、北川さんが大地の芸術祭にかける想いは並大抵のものではなく、地元の方に向けて2000回にも及ぶ説明会を開催するなど、徹底的に自分の想いを伝え、企画を形に変えていきました。2000年に幕を開けた大地の芸術祭は、3年に1度のペースで開催され、2015年で第6回目を迎えました。大地の芸術祭がスタートして15年、企画構想の時期を踏まえると実に20年経ちます。

アートで地域づくりをする機運が高まる中、大地の芸術祭はその火付け役であるとともに、今ではすっかり地域に根付き、地元の方、鑑賞者、アーティストに愛され、世界中の人々の芸術欲を掻き立てている芸術祭だといえるでしょう。現に、来場者数は年々増え続けているとともに、地元住民の方々が自主的に「ウェルカムアート」なる作品を作成するなど、さまざまな広がりも見せています。大地の芸術祭には、「アート」と「地域づくり」を考える大切なヒントがたくさん詰まっているのではないでしょうか。

そこで今回は、そんなヒントを探るべく、北川フラムさんから、大地の芸術祭を例に「アートによる地域づくり」を学びます。地域に理解され、愛され続けるアートプロジェクトをつくるにはどうすればよいのでしょうか。北川さんが大地の芸術祭やアートディレクターの仕事で大切にされていることは何でしょうか。

大地の芸術祭が影も形もなかったころから今日に至るまでの軌跡をたどりながら、北川さんがいかにして、そしてどのような想いで大地の芸術祭を作り上げてきのか、さらには大地の芸術祭の未来にいたるまで、とことんお話いただきます。
また、本会は、事前に北川さんへの質問を募り、会の後半では、参加者の皆様も交えての質問・相談会を開催します。
ぜひ、北川さんと一緒に、アートと地域づくりの可能性を考えましょう!

関連情報
大地の芸術祭 http://www.echigo-tsumari.jp/
瀬戸内国際芸術祭
秋期:10月8日(土)~11月8日(日) http://setouchi-artfest.jp/

北川フラム きたがわ・ふらむ
アートディレクター。1946年新潟県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。「アントニオ・ガウディ展」、「ファーレ立川アートプロジェクト」等をプロデュース。地域づくりの実践として、2000年にスタートした「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」、「水都大阪」(2009)「瀬戸内国際芸術祭」(2010.2013.2016)では総合ディレクターをつとめる。2006 年度芸術選奨文部科学大臣賞。2012年オーストラリア名誉勲章・オフィサー。20016年紫綬褒章受章。

概要
日程:2016年10月31日 (月)
時間:19:00~21:00 開場18:30~
料金:2,160円(税込)
定員:45名様
会場:本店内 小教室

お問合せ先
青山ブックスクール
電話 03-5485-5513
メール culture@boc.bookoff.co.jp

営業時間
平日 10時~20時 土・日・祝休み
住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内

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