ここ福岡の地に、歌人の穂村弘さんが最新エッセイ集『鳥肌が』の刊行を記念してお越しくださいます。
旅先のホテルでの怪奇現象や親の老いを目の当たりにすることなど、明らかに怖いものから、子供と大きな犬が遊んでいる光景や娘に対する母の愛情など、一見ほほえましいものに潜む恐ろしさまで、
「こわいもの」にまつわるエッセイ集『鳥肌が』。
ご自身の人生を4文字であらわすと「びくびく」だという怖がりの穂村さんに、本書で触れた以外の「こわいもの」、恐れる感情を言葉にすること、恐怖と感動の相似関係、こわいものがもつ魅力など、さまざまにお話しいただきます。
人気歌人と過ごす、Rethink Booksでの2時間。
当日はご参加のお客様と少し交流できるような時間も考えております。
この貴重な機会にぜひご参加ください。
作品概要
『鳥肌が』
日常でふと覚える違和感、現実の中に時折そっと顔を覗かせるズレ、隣にいる人のちょっと笑える言動。
それをつきつめていくと、思わぬ答えが導き出されていく――。
ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。
そんな42の瞬間を集めた、笑いと恐怖が紙一重で同居するエッセイ集。
カバーの触感、スピンなど、祖父江慎氏による、さらに「違和感」を増幅させる、一風変わった装丁にも注目!
PHP研究所 書籍ページ
穂村 弘(ほむら・ひろし)
1962年、北海道生まれ。歌人。
1990年、歌集『シンジケート』でデビュー。エッセイ、評論、絵本、翻訳などでも活躍する。
短歌評論『短歌の友人』で伊藤整文学賞を受賞。
著書に、歌集『ラインマーカーズ』、詩集『求愛瞳孔反射』、エッセイ集『世界音痴』『絶叫委員会』『君がいない夜のごはん』『蚊がいる』「にょっ記」シリーズなど多数。