2016年11月17日(木)

田村義也から学ぶ南方熊楠 ~生命力あふれる人生をたどる。全5回連続講座

logo_abc100

「南方熊楠が気になる」
「熊楠にもっと近づきたい」
「南方熊楠の人生や思想には何だかヒントがたくさんありそう」
そんな方にぜひご受講いただきたい講座です。

2016年2月から開催中のシリーズ企画「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」。
これまで、さまざまなゲストを迎えて、いろいろな視点から熊楠を見つめてきましたが、今回は、連続講座でじっくりと、南方熊楠の人生を辿ります。講師は、南方熊楠顕彰会理事の田村義也さんです。

「なかんずく予は熊と楠の二字を楠神より授かったので、四歳で重病の時、家人に負われて父に伴われ、未明から楠神へ詣ったのをありありと今も眼前に見る。また楠の樹を見るごとに口にいうべからざる特殊の感じを発する」(『南方熊楠全集』三巻より)。
熊楠の名は、和歌山県海南市にある藤白神社にある樹齢800年を越える大楠と、熊野権現にちなんで授けられました。まさに南方熊楠は幼少期からこの世を去るまで、大楠のような生命力みなぎる人生を歩み、生涯、自然を愛し、森を守り、森羅万象に挑み続けました。

今回の講義では、熊楠が遺した資料をたくさん見ながら、彼の人生を時系列に学び、熊楠の足跡を辿ることで、「南方熊楠」の素顔に迫ります。きっと人生の節々に、熊楠の思想や哲学、夢を解き明かすヒントがたくさん隠されていることでしょう。
さらに、熊楠研究の最前線、そして舞台裏についてもお話いただき、現在の南方熊楠についても知っていただく機会にしたいと思います。

ぜひ、田村さんのお話を通じて、熊楠に会いに行きましょう!

田村義也さんからメッセージ
南方熊楠とは、どんなひとだったのでしょうか。
最近10年間に、南方熊楠がどんな人であったか、その印象は大きくかわりました。かつて、南方熊楠は、名前だけはよく知られていましたが、どういう人でなにをしたのか、よくわからない人でした。彼の活動が多彩に過ぎ、残した業績にまとまりがなかったことも理由のひとつですが、人柄やふるまいのうちの、眼を惹きやすい奇矯な面ばかりが話題になり、博識の畸人・変人という固定観念以上の関心を持たれなかった面もあるようです。南方熊楠は、読まれることの少ない巨人でした。
南方の残した資料の調査が始まったのは、平成年間になってからです。蔵書目録と資料目録が公刊されたのが、いまから10年前のことでした。その後、南方の人生と業績の見直しが急速に進んで、虚構の伝説ではない等身大の南方熊楠像がだんだんと見えるようになってきています。生誕150周年を来年に控えて、最新の研究成果から見えてきた新しい南方熊楠の姿をご紹介します。

カリキュラム/日程
第1回:11月17日(木)
海外で人となる:和歌山・東京・アナーバー・ロンドン

第2回:12月15日(木)
南方曼荼羅の発生:那智山

第3回:2017年1月19日(木)
動物の神々への感謝:神社合祀反対運動とエコロジー

第4回:2月9日(木)
野の遺賢と日本の学界:『郷土研究』『太陽』と隠花植物研究

第5回:3月9日(木)
人となれば自在ならず、自在なれば人とならず:南方熊楠の生涯のまとめ

田村義也 たむらよしや
1966年生まれ。比較文学比較文化専攻。平成6年頃より、和歌山県田辺市の南方熊楠邸蔵書・資料調査に参加、『南方熊楠邸蔵書目録』『同 資料目録』を編纂。現在、南方熊楠顕彰会学術部長として同館所蔵資料の調査および翻刻事業に協力。成城大学非常勤講師。 編訳著書に全訳『南方熊楠英文論考([ネイチャー]誌篇・[ノーツ・アンド・クエリーズ]誌編)』『南方熊楠とアジア』『南方熊楠大事典』等。
南方熊楠顕彰館公式WEBサイト

概要
日程:全5回
2016年11月17日 (木) 〜 2017年3月9日 (木)
時間:19:00~21:00 開場 18:30
料金:13,500円(税込)
定員:45名様
会場:本店内 小教室

お問合せ先
青山ブックスクール
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp

営業時間
平日 10時~20時 土・日・祝休み

東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内

チケットのご予約はこちら

店頭受付・電話受付・メール受付も行っております。

イベント情報の詳細はこちら