O・ヘンリーはアメリカを代表する短篇作家。人情味に溢れ、ひねりのきいた作品で知られ、テレビCMのモチーフや英語の教科書の教材として「賢者の贈り物」「最後の一葉」などの代表的作品に触れたことがある方も多いでしょう。光文社古典新訳文庫でも、2007年10月に刊行した短篇集『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』が、版を重ねてロングセラーとなっており、O・ヘンリーの人気のほどがうかがえます。
生涯数百もの短篇・掌篇を書いたとされるO・ヘンリーの短篇集を新たに編むにあたっては、その「切り口」がとても重要になってきます。今回の読書会では、『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』を翻訳された芹澤恵さんをお招きし、O・ヘンリー作品の魅力を俯瞰して頂きながら、どのような視点からこの作品集を編まれたのか、また個別の作品を訳す上でどのような工夫が試みられたのか、ということについて、たっぷりと語って頂きます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫編集長 駒井稔)
光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開催するReaders Club読書会(Reading Session)、第23弾です。
○日時:2016年11月10日(木)18:30~ (開場18:15)
○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
○定員:50名
○参加費:無料
○参加方法:2016年10月15日(土)午前10:00時より2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
○お問い合わせ 新宿本店2階カウンター 03-3354-5702
*イベントは1時間30分~2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には芹澤先生の著書・翻訳書にサインをお入れします。
*19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
講師紹介
芹澤恵(せりざわ・めぐみ)
成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書に、『傍迷惑な人々』(サーバー)、『地球の中心までトンネルを掘る』(ウィルソン)、『愛しのクレメンタイン』(クラヴァン)、『冬のフロスト』(ウィングフィールド)、『裁きの街』(ピータースン)、『真夜中の青い彼方』(キング)、『クラッシャーズ』(ヘインズ)などがある。