2016年11月5日(土)

赤阪友昭 星降る夜の神楽まつり 〜星神楽・銀鏡(しろみ)〜 天神にふるふる月星のお話会 episode #02

logo_rethinkこの日、天神さまのところに星の神・宿神(しゅくじん)がやってきます。

宿神とは、星のカミサマのことです。住んでいるのは北極星。地上と交信するときには北斗七星を使います。このカミサマは、わたしたちの世界をとりまく太陽系の惑星および宇宙のエネルギーを司る、と言われています。この宿神サマをおまつりする神楽が、九州は宮崎の山深くに残されています。それが、『星神楽・銀鏡(しろみ)神楽』です。神楽の演目は三十三もあって、夜の八時にはじまり、終わるのは次の日のお昼。夜を徹して舞うす〜っごく長い神楽ですが、すべての舞に意味があります。

いまや、町に暮らす私たちの空から星を見ることは難しい。でも、たとえ見えなくとも私たちの頭の上には満天に星々が輝いています。そして、私たちの命の行途を司るのは、実はそんな星たちなのかもしれません。そして、いにしえの人々は、きっとそのように生きていたことでしょう。そして、その智慧は銀鏡神楽の中に残されています。今回のお話し会では、神楽を写真や音で紹介しながら、日本に残る古(いにしえ)の記憶を知っていただく時間にしたいと思います。

秋の夜長を神楽で楽しみましょう。
当日は、銀鏡の里の柚子を使ったおいしい特産品もイベント中にご試食&販売予定です。
どなたでもお気軽ににご参加ください。

「あ。わ。の月」プロジェクト
月をキーワードとして、森羅万象の世界へ足を踏み入れようというプロジェクトです。「あ」は「はじまり」、「わ」は「おわり」のこと。「月」を知ることは命の「はじまり」と「おわり」と「はじまり」を知ることです。

赤阪友昭(あかさか・ともあき)
1963年大阪生まれ。写真家。雑誌『Switch』や『Coyote』などに写真・文章を寄稿。北米海岸の先住民族と過ごした時間を一冊にまとめた写真集『The Myth -神話の風景から-』がある。現在は、山に残された原初の信仰、縄文文化や祭祀儀礼を取材。また、福島県立博物館のプロジェクトに関わり、南相馬を拠点に被災地の撮影を続けている。
http://www.akasakatomoaki.net

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時間:18:00〜20:00 (17:30受付開始) / 料金:1500+500yen 1drink

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