ロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕されてから40年目となる7月に、奥山俊宏さんの『秘密解除 ロッキード事件』が岩波書店から、平野貞夫さんの『田中角栄を葬ったのは誰だ』がケイアンドケイプレスから刊行されました。
『秘密解除 ロッキード事件』は、秘密指定解除が進む当時のアメリカの公文書の分析を通してロッキード事件の謎に迫ったノンフィクション、『田中角栄を葬ったのは誰だ』はロッキード事件当時、政治の現場にいた著者ならではの告発の書です。この注目の2冊の刊行を記念して、B&Bでトークイベントを行います。
・いま、なぜ田中角栄がブームになっているのか?
・今の田中角栄ブームで見落とされているものとは?
・ロッキード事件の本当の黒幕、児玉誉士夫の口はどうやって封じられたのか?
・ロッキード事件の真相はどうなったのか?
・なぜロッキード事件の混乱の最中に核拡散防止条約(NPT)の批准は実現したのか?
・田中角栄・元首相はNPT批准と真相隠蔽のために差し出された生け贄だったのか?
といったテーマで議論していただきます。司会は、『月刊日本』主幹・南丘喜八郎さんが務めます。
ご期待ください。
【出演者プロフィール】
平野貞夫(ひらの・さだお)
政治家。元参議院議員。1935年高知県生まれ。法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻修士課程修了。衆議院事務局に入局し、園田直衆院副議長秘書や前尾繁三郎衆院議長秘書を歴任。1992年、参議院議員に当選。小沢一郎と行動を共にする。2004年、参議院議員を引退。以降、政治論評・執筆活動の傍ら、2010年に「日本一新の会」を立ち上げ、日本一新運動を進める。
奥山俊宏(おくやま・としひろ)
朝日新聞編集委員。1966年岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。 水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。著書に『内部告発の力 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社)、『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書)。共著に『偽装請負』(同)、『ルポ内部告発なぜ組織は間違うのか』(同)、『検証東電テレビ会議』(朝日新聞出版)など。
時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order