いまや誰もが「ディズニーランド」の住人である。だから、「ディズニー」について考えることは、私たち自身について考えることと同じです。
イメージや物語に溢れ、それなりに愉しく豊か。けれど同時に、不安と諦めと閉塞感が分厚く覆う。そんな「それなりに明るく愉しい絶望」の日常に絡めとられた私たちに、どんな「生」が可能なのでしょう?
話題をよんだ「東京ディズニーランド30周年CM」を手がかりに、対談形式で考えていきます。
長谷川一(はせがわ・はじめ
明治学院大学文学部芸術学科教授
1966年生まれ。千葉大学大学院中退。編集者として晶文社、東京大学出版会に勤務したのち、東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。同大学院情報学環助手をへて現職。博士(学際情報学)。メディア論、メディア思想、文化社会学。テクノロジーと身体の関係、物質性と知覚のあり方について考えている。著書『アトラクションの日常』(河出書房新社)『出版と知のメディア論』(みすず書房)ほか。
http://swingbooks.jp
http://hajimedia.net
水越伸(みずこし・しん)
東京大学大学院情報学環教授
1963年生まれ。筑波大学卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。情報技術と人間・社会の動態をとらえる「ソシオ・メディア論」と、その思想的方法論として「批判的メディア実践」を提唱。市民のメディア表現やリテラシーの実践的研究に取り組む「メルプロジェクト」「メルプラッツ」「メディア・エクスプリモ」などを展開。2014年、雑誌『5:Designing Media Ecology』を創刊。
http://www.mediabiotope.com
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出演 _
長谷川一(明治学院大学文学部芸術学科教授)
水越伸(東京大学大学院情報学環教授)
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時間 _
19:30~21:30 (19:00開場)
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場所 _
本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F -
入場料 _
1500yen + 1 drink order