民藝ブームと云われて久しいようですが、本当にブーム?と感じる時があります。
いわゆる民藝店と呼ばれるお店から、セレクトショップ、ブックカフェなどいたるところで「民藝」
あるいは「民藝スタイル」という名前を見ることができます。
雑誌を見ても「民藝」という文字が出ていないものを探すほうが難しいくらいです。「民藝の教科書」などという本もあるくらいですから。
では「民藝」とはいったいなんでしょう。
全国の産地で、日々たくさんの「民芸品」が作られています。そのモノと、量販店で売っているモノに何か違いはあるのでしょうか。
また作家が作ったモノとどこが違うのでしょうか。
そもそも「民藝」と「民芸品」は同じものなのでしょうか。
今回、地元福岡で「工藝風向」を営んでいる高木崇雄さんに『サヨナラ、民芸。こんにちは、民藝。』(里文出版)の企画・編集をしている編集者が、いろいろと「民藝」についてお聞きしてみます。
そこから見える「民藝」は、一体どんなカタチをしているでしょうか?