2014年10月11日(土)

日本バレエ協会会長 薄井憲二さん×舞踊研究者 松澤慶信さん 無料イベント「本には書けなかった、バレエ界禁断の歴史トーク」  

「日本人がローザンヌで優勝」、「日本人が初めてバレエ界のアカデミー賞と言われるブノワ賞受賞」など、今年はバレエの明るいニュースが続きました。また、名プロデューサー・ディアギレフが率いて20世紀初頭のアート界・ファッション界に多大な影響を与えた「バレエ・リュス」の衣裳展が、この夏の国立新美術館で開催され、話題となりました。
実は出版の世界でも、今年は『20世紀ダンス史』(ナンシー・レイノルズ著/慶應義塾大学出版会)や『ディアギレフ・バレエ年代記 1909-1929』(セルゲイ・グリゴリエフ著/平凡社)など、バレエやダンスの歴史を総括する大作の出版が相次ぎました。その両書の監訳者をお迎えして、「本には書けなかった、バレエ界禁断の歴史」を存分に語っていただくスペシャル・トークイベントを開催します!
ゲストは、まさにその20世紀の歴史をリアルタイムで体感してこられた御年90歳にしてバレエ界の生き字引・薄井憲二氏と、当店でも、偉大な芸術家ピナ・バウシュをめぐるアツいトークが大好評だった舞踊研究家・松澤慶信氏。バレエの歴史に欠かせない男同士の濃い関係やら何やらを、朝の光を浴びながらお聞きするのもまた一興。内容が内容なだけに、当日の中継や後日のまとめはありません。ぜひ会場にて貴重な歴史放談をお楽しみください!
★そのほかネット書店では見つからない稀少な舞踊関連書籍・資料を多数放出します!

■日 時 2014年10月11日(土)10:30-11:30(開場10:15)
■ゲスト 薄井憲二さん
1924年東京生まれ。幼少の頃より歌舞伎や宝塚歌劇団などの舞台に触れ、17歳でバレエを開始。東京大学経済学部在学中に軍隊に入隊、満洲国(当時)のハルビンで終戦を迎え、ソビエト連邦軍の捕虜となり4年間のシベリア抑留生活を送る。その間にロシア語を習得し、ロシアのバレエ映画に触れる。復学後もバレエを続け、舞台でも活躍。引退後は後進の指導のほか、世界各国の国際的バレエコンクールの審査員、舞踊史の研究や評論、執筆活動や舞踊に関する洋書の翻訳など幅広い分野で活動。日本バレエ協会でさまざまな役職を務めた後、2006年より同協会会長に就任。蒐集したバレエ関連の文献資料は、個人が収集したものとしては世界有数。

松澤慶信さん
1958年名古屋生まれ。89年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。89年9月~93年3月 ロンドン・ラバン・センター留学。日本女子体育大学助教授。舞踊美学専攻。『ウィリアム・フォーサイスのインプロヴィゼーション・テクノロジーズ』「メタ・ダンスとしてのカニングハムの舞踊作品」「舞踊の物語性」『ダンスは国家と踊る――フランスコンテンポラリー・ダンスの系譜』(共訳、慶應義塾大学出版会、2011年)などを発表。バレエへの愛が溢れ出し、研究の話をしているうちによく踊り出してしまう。

■会 場 SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■定 員 40名
■料 金 無料
■参加資格 SPBS会員様(WEBでのお申し込みの方は、お一人様あたりのお申し込み上限二人まで)
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またはお電話(03-5465-0588)からお申し込み下さい。

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