2014年10月18日(土)

新進気鋭の作家谷津矢車氏来福!名作『蔦屋』と主人公「蔦屋」重三郎について「蔦屋」で語っていただきます!【天狼院】

【10/18天狼院LIVE福岡】新進気鋭の作家谷津矢車氏来福!名作『蔦屋』と主人公「蔦屋」重三郎について「蔦屋」で語っていただきます!
天狼院書店店主の三浦でございます。
東京でちょっと変わった書店「天狼院書店」を経営している僕は、この冬に福岡天狼院のオープンを控えつつ、福岡のTSUTAYAさんと棚を作り、イベントを構築しと関わらせて頂いているのですが、4月にTSUTAYA福岡天神さんがTSUTAYA BOOKSTORE TENJINとしてリニューアルオープンしたときに、とある1冊の本を前に足を止めました。
数ある本の中で、僕が手にとったのは、『蔦屋』(学研パブリッシング)という本でした。
著者は谷津矢車氏。
そのときは聞いたことがありませんでした。
けれども、その壮麗な装丁に、そして、冒頭の内容に、気がつけば本の世界に引き込まれておりました。
福岡のTSUTAYAさんで購入し、東京へ帰る飛行機で一気読みしたのですが、飛行機を読み終える頃にはもう居ても立ってもいられなくなっていました。
「やばい! この本をどうしても一人でも多くのお客様に届けなければ!」
その才能に嫉妬を覚えるほどに、衝撃的なほどに面白かったのです。
そして、一方でこうも考えました。
「できれば、業界の人には読まれたくない」
なぜなら、この本には書店会・出版界の未来が詰まっていたからです。
これから僕が天狼院で近い「未来」に実現しようとしていた多くのことが、すでに「過去」のこととして描かれていたからです。
一書店人としては一人でも多くの人に読んでいただきたい。
けれども、書店経営者としては知られたくない。
その葛藤の末に決めたのが、「天狼院秘本」という売り方でした。
つまり、全てをカバーと袋で覆って、次の条件で売り出しました。
・タイトル秘密です
・返品できません
・他の人には教えないでください
これが思いがけず、大ヒットし、『蔦屋』は天狼院書店で今現在262冊の実売を記録しており、日々その記録を伸ばしております。
お客様からの反応がまたすばらしかった。
「この本に出合えて良かったです」
「こんなかたちでなければ、自分では絶対に手にしていなかっただろうと思います」
そんな声が、天狼院にそして編集部に多く寄せられました。
そして、著者の谷津矢車さんには天狼院でも2度LIVEを開催しましたが、どちらも大入りでございました。
谷津さんは、面白い小説をかけるだけでなく、博識で、お話しもとても面白いのです。
前々から、僕が『蔦屋』というすばらしい本と出合った現場である福岡のTSUTAYAさんになんとか谷津矢車さんをお迎えすることはできないかと考えていたのですが、今回、TSUTAYAさんと学研パブリッシングさんのおはからいでそれが実現することになりました。
谷津矢車氏は近い将来、僕は伊坂幸太郎さんクラスの作家に化けると確信しております。
ですので、この会は、またとない機会になると思います。
ぜひ、お誘い合わせの上、参加頂ければと思います。
僕も福岡に参ります。
皆様にお会いできるのを心から楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。
【概要】
日時:10月18日(土)開場 13:30(受付開始)
開始 14:00
サイン会 15:30
閉会 16:00
参加費:2,000円
*加えて『蔦屋』をご購入ください。すでにご購入の方は谷津矢車氏著の『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』または『ふりだし馬律流青春雙六』をご購入ください。
場所:TSUTAYA BOOKSTORE TENJIN(福岡市中央区今泉1-20-17)

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