2017年1月13日(金)

小田島等 × 堀部篤史 RETHINK BOOKSの ビッグ・ウェンズデー 「ポップアート寄席」 『コテージのビッグ・ウェンズデー 半芸術編』刊行記念

logo_rethink20世紀半ば。アートは美術館を飛び出し、スーパーマーケットや日常の中に紛れ込んだ。

美しいものから、目を背けたくなるようなものにその価値は変化し、
それからさらに半世紀たった今、もはや醜悪な日常の中にすら
アートを発見することすら困難になってしまった。

50年前のポップは経年劣化し、アンディ・ウォーホルが望んだ通り
喫茶店やショッピングモールの中で退屈なものとしてその姿をさらし続けている。

芸能人が投機目的に所有するウォーホルのシルクスクリーン、
コピーを繰り返しもはや目を引くことすらなくなったリキテンシュタインのクローン。

ポップのなれの果ての姿を半笑いで鑑賞し、
手垢にまみれた「ポップ」を更新するための卒業式。

足、財布、加齢、口先八寸を駆使した、
検索ではでてこない完全なる無駄話をどうぞお楽しみください。

「コテージのビッグ・ウェンズデー」とは
2014年2月から2015年10月まで、京都「恵文社一乗寺店」内のイベントスペース、コテージにて開催された「体験型雑誌」を標榜するトークイベント。ホスト堀部篤史と毎回それぞれのゲストによる対談形式で、ひとつのテーマや人物を掘り下げる。LPや古本、映像ソフトや証言、その他多くの紙資料など、オールドメディアをソースに、研究ではなく愛好、分析ではなく面白がることがコンセプト。取り上げられたテーマは「タモリ」、「伊丹十三」、「小津安二郎」、「懐かしい未来」、「和田誠」、「ブルーノ・ムナーリ」などなど。

小田島 等(おだじま・ひとし)
1972年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。
1990年に「ザ・チョイス」入選。
専門学校在学中にイラストレーター、スージー甘金氏の元で修行。
95年よりCD・広告・書籍装丁のアートディレクションを手がける。
同時に漫画家、イラストレーターとして活動。
近年ではペインティングと展示活動にも重点をおいている。

堀部篤史(ほりべ・あつし)
京都市左京区出身。
1996年、恵文社一乗寺店にアルバイトスタッフとして勤め始め、2002年より店長を務める。
2015年同店を退社、独立し、同年11月京都市上京区河原町丸太町の路地裏にて「誠光社」をオープン。
著書に『本を開いてあの頃へ』、『本屋の窓からのぞいた京都』、『街を変える小さな店』などがある他、『ケトル』、『アンドプレミアム』、『本の雑誌』を始めとする雑誌連載、執筆活動も行う。

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時間:19:00〜21:00 (18:30受付開始) / 料金:1500+500yen 1drink

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