2016年12月16日(金)に発売した新刊『探さないでください』(平凡社)の刊行を記念して、 著者の中川学さんが末井昭さんをゲストにお迎えし、トークイベントを開催いたします。
自身の失踪体験を描いた漫画『探さないでください』の制作秘話や、「逃げる」という選択肢について、お互いの体験談をまじえながら縦横無尽に語り合います。
失踪する前、失踪したら、失踪した後どうなるか。普通のひとが壊れてしまう寸前で歯止めになるもの、自分の仕事とは、体調不良や世の中の風潮が精神に及ぼす影響ほか。「人生が嫌になった」と「自死」の間で揺れ動くひと、現実からいつも逃げてしまうひと、逃げたいのに実際にはなかなか逃げられないひと、逃げることなく頑張ってきたひと、激務に追われる教員のみなさんも必見です!
【出演者プロフィール】※五十音順
末井昭(すえい・あきら)
編集者・エッセイスト。1948年岡山県生まれ。工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、セルフ出版(現・ 白夜書房)の設立に参加。『ウイークエンドスーパー』、『写真時代』、『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を創刊。2012年に白夜書房を退社し、現在はフリーで編集、執筆活動を行うほか、平成歌謡バンド・ペーソスのテナー・サックスをときどき担当。著書に『絶対毎日スエイ日記』(アートン)、『純粋力』(ビジネス社)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(復刊ドットコム)ほか多数。2014年『自殺』(朝日出版社)で第30回・講談社エッセイ賞を受賞。
中川学(なかがわ・まなぶ)
漫画家。1976年北海道中札内村生まれ。大学卒業後、小中学校の臨時教師、シイタケの収穫など様々なアルバイトを経て2009年にくも膜下出血で倒れる。退院後も職を転々とし、2011年、漫画家志望の若者に格安で住居を提供するトキワ荘プロジェクトに応募、上京する。デビュー作の『僕にはまだ友だちがいない』(KADOKAWAメディアファクトリー)がNHKで実写ドラマ化される(主演:浜野謙太)。その後『群馬県ブラジル町に住んでみた』(KADOKAWAメディアファクトリー)のほか、2015年に自身のくも膜下出血体験を描いた壮絶実録漫画『くも漫。』(リイド社)を発表し、「マンガHONZ超新作大賞2015」で『くも漫。』が第7位を受賞するなど各方面で話題となる。2017年2月より新宿バルト9ほかで映画『くも漫。』(主演:脳みそ夫)の公開を控えている。
【注意事項】
写真撮影NGとさせていただきます。あらかじめご了承ください。
時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order