深夜放送の『パックインミュージック』、『永六輔の土曜ワイドラジオTokyo』、『ロンペーのお昼にしましょう』などラジオを舞台に一時代を築いた元 TBSアナウンサーの桝井論平さん(通称・ロンペーさん)。そのロンペーさんが昨年出したのが『上を向いて話そう』(ほんの木)です。同書の帯には、 TBSの後輩・久米宏さんから、「早とちりの遺言状」という、愛情あふれる言葉が寄せられています。
今回は、この刊行を記念してイベントを開催します。ゲストは、ノンフィクションライターの柳澤健さん。
柳澤さんは、ロンペーさんにも取材した『1974年のサマークリスマス』という著作があります。同書は、「昭和40年代後半、メディアは、人は、どこに向かっていたのか?」というテーマで、故・林美雄アナを主人公に、その周囲の人物たちが時代に抗った名作。
奇しくもその本の帯にも、久米宏さんの「これは僕たちの戦いの記録です」という言葉が書かれています。
お二人が本を通じて問いかける、「話すこと、書くこと、そして表現すること」とは一体なんなのか?
柳澤さんの新作『1984年のUWF』までを視野に入れつつ、この根本的なテーマについて話すプロと、書くプロが熱く語り合います。
【出演者プロフィール】
桝井論平(ますい・ろんぺい)
1939年生まれ。私立開成学園中学・高校、学習院大学政治経済学部卒業。東京オリンピックの年にTBS入社。芸能畑のアナウンサーとして、テレビのリポーター や、ラジオのワイド番組のパーソナリティ、寄席番組、歌番組の司会などを担当。1999年有限会社桝井論平事務所を設立、フリーの立場で講演やアナウンス 活動を開始。
柳澤健(やなぎさわ・たけし)
ノンフィクションライター。1960年3月25日東京都生まれ。慶應義塾大学法 学部卒。文藝春秋に入社し、『週刊文春』『Sports Graphic Number』編集部などに在籍。2003年7月に退社し、フリーとして活動を開始する。2007年にデビュー作『1976年のアントニオ猪木』(文藝春 秋)を上梓した。著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』(文藝春秋)、『1993年の女子プロレス』(双葉社)、『日本レスリングの物語』(岩波書 店)、『1964年のジャイアント馬場』(双葉社)がある。
時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order