2017年1月28日(土)

松本哉 × 山下陽光 × 江上賢一郎 × 後藤宏基 マヌケ反乱のススメin福岡 『世界マヌケ反乱の手引書』(筑摩書房)刊行記念

logo_rethink松本哉さんの著書『世界マヌケ反乱の手引書―ふざけた場所の手引書』が、昨年9月に発売されました。

著者の松本哉さんは、東京、高円寺でリサイクルショップ「素人の乱」を運営すると同時に、2008年にはユニークなデモの方法やお金に依存しない暮らし方を綴った『貧乏人の逆襲!』で注目をあび、2011年「原発やめろデモ!!!!!」で数万人を集めた反原発運動に、現在は「マヌケゲストハウス」や「なんとかバー」を運営しつつ、アジア各地で国や会社に依存しない、消費社会とは別の暮らし方を探る人々と交流を重ね、国境を超えた「マヌケ」交流圏を作り出しています。

今回は福岡に松本哉さんを迎え、前半は本書の内容についてのお話を、後半は各分野のゲストを迎えアジア圏各地に広がる愉快なマヌケスポットをご紹介しつつ、福岡での新たなアジア交流作戦について話し合います。

ぜひご参加ください。

松本哉(まつもと・はじめ)
1974年東京生まれ。リサイクルショップ「素人の乱5号店」店主。
高円寺北中通り商栄会副会長。96年「法政の貧乏くささを守る会」結成以来、各地でマヌケな反乱を開始。
2005年、東京・高円寺で山下陽光らと「素人の乱」をオープン。その後、「3人デモ」「俺のチャリを返せデモ」「家賃をタダにしろデモ」「原発やめろデモ!!!!!」ほか、とんでもないデモを行う。現在は高円寺でゲストハウス、飲み屋なども運営しつつ、海外のオルタナティブスペースとの交流を深め、「世界マヌケ革命」を目指す。
著書に『貧乏人の逆襲――タダで生きる方法』(ちくま文庫)、『貧乏人大反乱』(アスペクト)など。
共著に、『素人の乱』(河出書房新社)、『さよなら下流社会』(ポプラ社)、『原発とデモ』(筑摩書房)など。

山下陽光(やました・ひかる)
アーティスト・デザイナー
1977年、長崎県生まれ。パフォーマンスグループ「トリオフォー」在籍。
2009年、『美術手帖』で特集頁を持つ。2010年、ファッション業界や既存の商売のありかたに疑問を持ち、自身が経営する高円寺の古着屋「素人の乱シランプリ」にて全商品無料の取り組みをはじめるほか、広島現代美術館で特別展「一人快芸術」に出品。
2011年、高円寺などにおいて数万人が参加した脱原発デモ「原発やめろデモ!!!!!」の司会を行い、原子爆弾が投下されて間もない広島に建っていた書店「アトム書房」の研究を開始する。同年7月、2004年から手がけるリメイクブランド「途中でやめる」の服を渋谷パルコに出品。2014年、広島県鞆の津ミュージアムにて個展「山下陽光のアトム書房調査とミョウガの空き箱がiPhoneケースになる展覧会」を実施。

江上賢一郎(えがみ・けんいちろう)
アート・アクティビズム研究/マヌケスポット探検家
1980年福岡県生まれ。早稲田大学、ロンドン大学ゴールドスミス校 文化人類学修士課程修了。
留学中よりアートとアクティビズム、オルタナティブな自立空間のリサーチを開始。現在はドローイング・写真制作、アジア圏を中心としたオルタナティブスペースのリサーチとネットワーク作りを行っている。
共訳書にデヴィッド・グレーバー『デモクラシー・プロジェクト』(航思社)、
論考に『Art of the Nuclear War – Collective Creation and Movements』,
Creative Space-Art and Spatial Resistance in East Asia, 2013, DOXA, Hong Kong

後藤宏基(ごとう・ひろき)
大学生
1993年福岡県生まれ。
様々な場所でアジアの同世代と酒を飲み交わすうちに「マヌケ」に無限の可能性を感じ、マヌケ道を追求している。まだマヌケ見習い。修行中の身である。

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時間:19:00〜21:00 (18:30受付開始) / 料金:1500+500yen 1drink

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