ラップを用いたTVCMが多数放送され、ラップバトルの大会が全国各地で開催されるなど、今、ジャパニーズヒップホップは大きな盛り上がりを見せています。近年のブームをより深く知るには、日本のヒップホップの礎を築いた90年代のシーンを語らずにはいられません。
そんな90年代のジャパニーズヒップホップブームについて、当時を知る人達への豊富なインタビューで振り返る書籍『私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ』が12月22日に発売されました。
本書の刊行記念として、1993年結成の伝説的グループ”キングギドラ”のリーダーで日本のヒップホップレジェンド・ Kダブシャイン氏を福岡に招き、トークイベントを開催! 12月に約12年ぶりのフルアルバム『新日本人』を発売したばかりのKダブ氏の視点から、90年代から現在に至るまでのジャパニーズヒップホップを語っていただきます。
対談相手は、90年代の九州を代表するMC集団”SHITAKILI IX”のマネージャー兼裏ボスで、1993年に天神・親不孝にオープンした老舗クラブ「スタンドバップ」の二代目オーナーをつとめるRYOTA氏。現在も”RUDE SPECIALS”などのヒップホップイベントのオーガナイザーとしてシーンを盛り上げ続けるRYOTA氏に、東京の常識が通用しない”福岡のヒップホップシーン”について語っていただきます。
今回のイベントは動画配信や音声配信は一切なし。来場した人しか聞けないジャパニーズヒップホップの歴史を、どうぞお聞き逃しなく!
Kダブシャイン
1993年に、ZEEBRA、DJ OASISと共に結成したキングギドラは、当時の日本のヒップホップの概念を根底から覆すライミング、フロウ、トラックメイキング、思想、姿勢で旋風を巻き起こした伝説的グループ。
中でもKダブシャインは日本語の歌詞と韻(ライム)にこだわったラップスタイルが特徴。現在の日本語ラップにおける韻の踏み方の確立に大きく貢献したMCと呼ばれている。
その作品は日本及び日本人としての誇りを訴えかける歌が多く、日本人MCとしては「児童虐待」・「シングルマザー」・「麻薬」・「国家」・「AIDS」など様々な社会的トピックを扱う数少ないMCとして知られ、その洗練された文学的な韻表現と社会的な詩の世界は様々なメディアで高い評価を獲得している。
また、コメンテイターとしても、数々のメディアに登場していて、スペースシャワーTVで放送中のRHYMESTER宇多丸氏との『第三会議室』は、根強い人気を誇っている。
昨年12月には、約12年ぶりのオリジナルフルアルバム『新日本人』をリリース。日本語ラップでの表現力、ぶれない思想が、従来のファンだけでなく若い世代にも高く評価されている。
Twitter https://twitter.com/kingkottakromac
RYOTA
全国とのリンクで地元九州の音楽シーンに貢献するプロリンクプレーヤー。九州全域で展開するHIP-HOPイベント”RUDE SPECIALS”の主催、九州を代表するハーコーMC集団”SHITAKILI IX”のマネージャー兼裏ボス、2017年1月で24周年を迎えた現在親不孝通り最古のCLUB”STAND-BOP”の二代目オーナーを務める。
90年代のクラブシーンを思春期の頃からリアルタイムに体感し旧き良き物を現在に伝ええつつ自身の音楽性の追求が現場にのみ存在すると確信しながら最新のモノを追い求め、イベントの制作では最先端HIP-HOPからトラディショナルなHIP-HOPまで自身がHIP-HOPとみなすモノは全て手掛ける。
facebook : www.facebook.com/ryota.fukuoka.7
instagram : @ryotafukuoka
twitter : @RYOTArudeFUK
RUDE OFFICIAL : www.rude-sp.com
STAND-BOP : http://ameblo.jp/stand-bop/
時間:15:00〜17:00 (14:30受付開始) / 料金:1500+500yen 1drink