山で作るごはんは、登山の大きな楽しみのひとつ。
家のキッチンに比べて格段に道具が少なく、使い勝手の悪いのが山の台所。
その分、知恵と工夫をこらさなくてはいけません(もちろん手際も大切!)。
でもじつは、この「知恵と工夫」が山ごはんの最大の楽しみだったりします。
今回はホシガラス山岳会の料理番である料理家の山戸ユカさん、山の空気を料理に閉じ込めたような山料理写真を撮影する写真家の野川かさねん、そして、最年少ということもあり、合宿山行の食事当番になってしまう編集者の小林百合子さんをお招きして、楽しく、かしこく、おいしい山ごはんのコツをお話いただきます。参加者のみなさんからのお悩みにもお答えしますヨ! これから山ごはんに挑戦したいと思っている人、さらにステップアップしたい人、みなさんふるってご参加ください。
山戸ユカ
料理家。東京都出身。料理家としてレシピ考案や料理教室を行うなど、東京で活躍した後、2013年に山梨県北杜市に移住。夫ともに玄米菜食を中心としたレストラン「DILL eat, life.」を営む。アメリカのジョン・ミューア・トレイル(340km)を歩破した健脚。著書に『1バーナークッキング』(大泉書房)、『DILL EAT, LIFE. COOKING CLASS』(グラフィック社)など多数。
野川かさね
写真家。神奈川県出身。雑誌・書籍で活躍するかたわら、ライフワークとして山を撮り続ける。山写真界に「かさね風」という新スタンダードを生み出した、行動する表現者。作品集に『Above Below』(Gottlund Verlag)、『with THE MOUNTAIN』(wood/water records)など。著書に『山と写真』(実業之日本社)。
小林百合子
編集者。出版社勤務後、独立。山や自然にまつわる雑誌や書籍を手がける。山岳専門雑誌に携わったことから、型にはまらない登山のアイデアを世に出したいと奮起。女性向け登山雑誌『Hutte』を立ち上げたのち、ホシガラス山岳会を結成。自由で愉快な登山との付き合い方を提案する。著書に『山と山小屋』(平凡社)、編書に『乙女の山登り春夏秋冬』など多数。
概要
日程:2017年2月17日 (金)
時間:19:00~20:30 開場 18:30
料金:1,080円(税込)
定員:50名様
会場:本店内 小教室
お問合せ先
青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~22:00)
書籍情報
『最高の山ごはん』
ホシガラス山岳会/著
1,600円+税
PIE International
最高の山ごはんって、どんなごはんだろう? その答えは「効率」でもなく「安さ」でもなく、「おいしい!と心底思ったごはん」。ホシガラスメンバー8人のとびきりおいしかった山ごはんを元に、料理家・山戸ユカが独自のアイデアを加えて再現。山で作るための合理的なヒントやアイデアもふんだんに盛り込んで、レシピとしてご紹介します。