8月16日にNHKで放映されたドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」に出演し、重度自閉症者でありながら豊かな内面を表現する姿が印象的だった作家の東田直樹さん。今秋、東田直樹さんの新刊が二冊出版される記念として、直樹さんと母・美紀さんのトークイベントを開催します。
筆談やポインティングを習得していかれる過程のお話を伺い、直樹さん・美紀さんに直にご質問していただける貴重な機会です。ぜひ、お誘いあわせのうえご参加ください。
トークイベント参加ご希望の方はリブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにて参加チケットをお求め下さい。
※『跳びはねる思考』(イースト・プレス)は発売中、『ありがとうは僕の耳にこだまする』(角川学芸出版)は11月下旬発売予定です。
※当日、会場では、東田直樹さん直筆サイン本の販売を予定しております。サイン本には数に限りが有りますので売切れの際はご容赦ください。
日時:11月30日(日)午後4時~5時50分(予定)
会場:西武池袋本店別館8階 池袋コミュニティ・カレッジ コミカレホール
参加チケット:1,000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
【プロフィール】
東田直樹(ひがしだ・なおき)
1992年8月生まれ、千葉県在住。
会話のできない重度の自閉症者でありながら、文字盤を指差しながら言葉を発していく「文字盤ポインティング」やパソコンを利用して、援助なしでのコミュニケーションが可能。第4回、第5回「グリム童話賞」中学生以下の部大賞受賞をはじめ、受賞歴多数。2011年3月にアットマーク国際高等学校(通信制)卒業。13歳のときに執筆した書籍『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール)において、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる。2013年、同著が『The Reason I Jump』として翻訳され、現在20か国以上で出版。海外で異例のベストセラーとなっている。
現在は、北海道から沖縄まで、全国各地で講演会を開催。東京大学をはじめ、各大学や団体が主催するフォーラムや研修会においても多数登壇するなど、積極的に活動を続けている。
東田美紀(ひがしだ・みき)
1962 年生まれ。1983 年より総合病院の正看護師として勤務。1988 年、結婚を機に退職。
会話のできなかった直樹さんとのコミュニケーション方法を探し、試行錯誤の上、パソコンのキーボードと同じ配列でアルファベットを画用紙に書いた文字盤を考案。著書に「この地球に住んでいる僕の仲間たちへ」(直樹さんとの共著、2005 年)現在、直樹さんの講演活動や執筆活動をサポートしながら、自閉症や保護者、支援者などに文字盤ポインティングによるコミュニケーションの指導を行っている。