2017年2月19日(日)

石井光太 × 岡田卓子 「<赤ん坊を手離す親、迎える親>特別養子縁組サポートNPO「Babyぽけっと」岡田卓子さんに石井光太が聞く」

logo_bb100石井光太さんの『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』(『新潮45』で連載、単行本として新潮社より好評発売中)では、3つの「虐待事件」について取材しました。このいずれの親も「愛していたのに殺した」と言います。この親たちについて、3代前まで生育歴をさかのぼり、家庭という密室における事件を追いました。一方で、「虐待」に歯止めをかける活動も数多くあります。エピローグで書いた、養子での縁組の活動を続ける「Babyぽけっと」さんもそのひとつです。
そこで今回は、「NPO Babyぽけっと」代表を務める岡田卓子さんをお招きし、「<育てられない母>と<特別養子縁組>とは何か」など、石井さんがお話を聞いていきます。「来るのは どういう母親なのか」「母性とは何なのか」「特別養子縁組とは何か」「障害児を迎える養親とは何か」など、特別養子縁組の現状を丁寧に追う2時間です。

プロフィール
岡田卓子  特定非営利活動法人「NPO Babyっぽけっと」代表。「NPO Babyっぽけっと」は、2010年6月に設立、その後2012年6月に茨城県にて「特定非営利活動法人」として認証・設立された、国内優先型の特別養子縁組団体。予期せぬ妊娠や経済的な理由などにより出産しても子供を育てることは出来ないが、産まれてくる子供には施設ではなく温かい家庭の中で幸せになって欲しいという実親の願いと、不妊治療等の努力をしても子供を授からずどうしても夫婦で子供を育てたいという養親(育て親)の願いを実現していくサポートと特別養子縁組の仲介・あっせん事業を行う。平成27年度の、実親からの相談件数は600件になる。

石井光太  1977(昭和52)年、東京生まれ。国内外を舞台にしたノンフィクションを中心に、児童書、小説など幅広く執筆活動を行っている。主な著書に『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『絶対貧困』『レンタルチャイルド』『地を這う祈り』『遺体』『浮浪児1945─』『鬼畜の家 わが子を殺す親たち』、児童書に『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。』『幸せとまずしさの教室』『きみが世界を変えるなら(シリーズ)』、小説に『蛍の森』、その他、責任編集『ノンフィクション新世紀』などがある。

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時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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