3月3日は、日本では平安時代頃から「上巳(じょうし)」あるいは「桃の節句」などと呼ばれ、五節句のひとつとして祝われてきました。現代でも日本全国で女の子の健やかな成長を願い、さまざまな行事がおこなわれています。
雛人形を飾るようになったのは、平安時代の貴族の子供たちによる人形遊びが元になっています。のちに民間の人形信仰と結びつき、江戸時代頃から、華やかな人形を飾る現代のようなお祝いごとになりました。日本人にはなじみ深い「雛祭り」ですが、実は世界的にも珍しい行事なのです。
今回のフェアでは、節句人形士・後藤由香子さんの雛人形と、平安文様をモチーフとしたアクセサリーを販売いたします。寒さが和らぐまであと少し、平安時代の文化に触れ、春のお祝いをしませんか。
【プロフィール】
後藤由香子
作号 由(ゆう)
節句人形工芸士。
伝統工芸の集大成である節句人形において、夢のある世界を追求。伝統的な工芸(クラフト)の世界である節句人形の世界でクリエイティビティを発揮し、「様々な工芸の集合」から、「ひとつの作品」へと高める節句人形工芸士。
伝統的でありながら新しい、数々の雛人形をデザイン・製作。作品は、イタリア・フィレンツエの世界遺産ヴェッキオ宮殿に展示されるなど、海外からも高い評価を受けています。
http://www.gotodolls.jp/
会期:2017年02月01日(水) – 2017年02月28日(火)
時間:7:00~深夜2:00(営業時間)
場所:蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア
主催:代官山 蔦屋書店
共催・協力:後藤人形
問い合わせ先
03-3770-2525